施術部の伊藤です。いつもスタッフブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は、私が担当している最高齢の患者さんのところで、先日あった予期せぬ驚きと共に、とても嬉しかったお話です。Sさんは97歳で要介護3の認定を受けており、寝たきりではないのですが、主に娘さんが介護をされて、終日ベッドで過ごされています。
いつものようにご挨拶をすると、「大変でした。お疲れ様です。宜しくお願いします。」と、ご挨拶してくださいました。Sさんは施術中、いつでもリラックスされて眠ってしまい、体位変換をする時になかなか起きないことが多いのですが、この日は珍しく眠らずに起きていて、体位変換も比較的スムーズでした。
この日の2回~3回ほど前から、Sさんの右上腕に力む様子がみられるようになっており、この日も少し力みを感じたので、肩関周囲の節肉が硬くなってきたのか?と気になり、右肩関節に軽く手を当て、軽擦して様子を見ました。しかし、特に問題はなさそうでした。そして施術終了後、挨拶をすると、Sさんが予期せぬ驚きの行動をしてくださいました。
Sさんは突然、私に握手を求めて手を差し出してくださり、言葉がはっきり聞き取れなかったのですが、「○○(温かさ?)が伝わる。ありがとう…。ありがとうございます…。」と言いながら、握手した手を、Sさんの頬にすり寄せるように近づけて、頬ずりをしながら言ってくださったのです。まさかそんなことをしてくださるとは思ってもいなかったので、とても嬉しく、感動しました!!
この日は、こんなこともあるんだなぁ…と、とても驚きましたが、それと同時に、本当に有り難いなぁ…と、嬉しさと共に感謝の想いが沸きました。Sさんは「120歳まで生きます!」とおっしゃっているので、その願望を叶えるお手伝いを、是非これからもさせていただきたい!と、改めて強く思いました。
患者さんやご家族の皆さんが喜んでくださる姿は、私たちも幸せであり、とても励みになります。
今後も縁ある大切な患者さんやご家族の皆さんの喜び笑顔が沢山増えますように、皆さんの健康寿命が延びて益々元気に長生きしてくださいますように、これからも、皆さんの願望を叶えるお手伝いを、慈愛と真心で尽力していきます(^^)
大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。