施術部の伊藤です。いつもスタッフブログをお読みいただきありがとうございます。
先日、Tさんの施術をさせていただいた時のことです。Tさんは子供の頃、お婆さんと過ごす時間が多かったようなのですが、昔よくお婆さんから言われたという、次の言葉を教えてくださいました。
「三度三度の飯でも、こわし、柔らかし」
Tさんが、言葉の意味を教えてくださいました。「私がいつも文句ばっかり言ってたから、お婆ちゃんから、『毎日炊いている三度のご飯でさえ、硬くなる時もあれば、柔らかくなる時もある。世の中は、人は上手く出来る時もあれば、そうじゃない時もある。だから、人がやる事に文句を言う必要は無いし、調子良く出来なくても、そんなに気にすることはない。人のことより、自分がどうなのか見てみろ。』と、よく言われていました。14歳、15歳当時の私は、うるさいなぁ、なんて思っていましたけど、今は有り難いなぁと思います(^^)。」
とても響きました。確かにそのとおりだなぁと思いました。多くの人生経験をされ、様々な苦難を乗り越えてきた大先輩のお話に、襟を正される思いがしました。私も不満や文句がつい出てしまうことがあります。でもこれからは、Tさんから教えていただいた「三度三度の飯でも、こわし、柔らかし」を思い出して、人のことより、自分はどうだろうか?と、自分を見つめ直していこうと思います。
施術者としてお仕事をさせていただくようになって思うことは、こうして人生の大先輩から、学校では教わらなかった、『人として在るべき生き方』の学びをいただけること。これは大変有り難く、感謝しかありません。
この御恩に報いるためにも、自分の本質的能力をもっと引き上げられるよう、貪欲にマインド・技術力・専門知識のスキルアップをしていきます!そして、慈愛を持って真心を尽くしていきます。
大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。