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ここ最近この事例が多くなっているなと感じるものが、「転倒」です。
・畳の目につまずいて転んだ。
・家の上り口で転んだ。
・手すりにつかまろうとしたら、つかまり切れず転んだ。
・段差で足を踏み外して転んだ。
・ベッドから降りようとしたら転んだ。
など、転倒事例が増えています。また、転んでから体の機能が低下する、認知症の症状が強く現れる、精神的に不安定になるといった、転倒後の心身の影響も顕著に現れるようになってきています。筋力の低下なども要因には挙りますが、もう一つ挙げるとしたら、気候の変化の大きさではないかと思います。訪問していてよく聞く言葉があります。
「最近体が思うように動かせない」
「最近体がだるい」
「最近気分が優れない」
「最近頭が痛い」
などです。
私自身も、急に体がだるくなったり、頭が重くなったり、手術した目が強く痛んだりと、以前にはあまり感じられなかった症状が出る頻度が、ここ最近は増えたなと感じています。読者のみなさんはいかがでしょうか?体の倦怠感や、頭重感など体の不調はありませんか?
実はそれ、最近話題になっている「気象病」かも知れません。気象病とは、別名、お天気病ともいい、気温や気圧、湿度の急変など、気象の変化によって引き起こされる病気のことを言います。
●気象病の原因として
1、自律神経への影響
2、身体へのストレス
3、気圧低下によるもの
●気象病の主な疾病
・頭痛
・倦怠感
・脳出血
・気管支喘息
・心筋梗塞
・関節リウマチ、関節痛
・神経痛
・うつ病
・不眠
最高気温が5度以上低下すると注意が必要とされています。温度の変化や気圧の急激な変化が体に様々な悪影響を及ぼしていると考えられています。
ですから、転倒が多いというのも頷けます。ここ最近の天候は、極端なものがあります。気温も5度から10度も高かったり低かったりする日があるなど、目まぐるしい変化に体がついていけていないので、特にお年寄りの方には大きな負担になっていると思います。
気象そのものをコントロールすることはできませんが、私たちは施術をとおして、気象病の発症を防ぐことに最大限の注力をして、患者さんの健康寿命増進に努めてまいります。