施術部の伊藤です。いつもスタッフブログをお読みいただきありがとうございます。
先日訪問した患者さんの元で、とても嬉しいことがありました。Nさんは透析をしているのですが、膵仮性嚢胞、嚢胞感染により、体力と筋力が急激に低下し、また、腰部と下肢の疼痛により歩行困難となり、要介護4の認定を受けています。
疼痛軽減とリハビリのご希望があり、約半年前から施術と機能訓練を行っています。とにかく腰部と下肢の疼痛を軽減したいということで、施術開始当初は施術のみでした。Nさんのお話では、介護認定を受けた当初は、筋力がガタ落ちして、顔面から転んだり、階段でも転んだり、フラフラして一人で歩くことが出来なくなってしまっていたそうです。
しかし、施術を開始してから、徐々に腰部、下肢の痛みが軽減し、3月末ぐらいから少し歩けるようになってきて、足腰を鍛えるのに運動をしていると言うのです。先月最初の訪問で、ベッド上で安全かつ効果的に出来る、ひめさゆりの機能訓練を自主的に出来るように、一緒にやりながらお伝えしました。初めて行なった時は、1セットやると、休まないときついと言っていましたが、楽しそうでした。それ以降は、ご自身で自主的に毎日ひめさゆりの機能訓練を実践されているそうで、早くも1ヶ月半ほど経ちましたが、先日の訪問では、訓練を始めた頃より筋力が付き、殿部挙上の動きが力強くなって動きが軽快になり、とてもスムーズになっていました。
Nさんから、「前は膝が悪いから足がフラフラするんだと思って、膝の運動ばっかりしてたけど、機能訓練を始めたら、腰もお腹もお尻も脚も全部使ってるんだなと思った。毎日やってるから、フラフラしなくなったよ。釣りが好きだから、また釣りに行くために、今は透析しながら機能訓練やってるんだ(笑)。」と、嬉しそうにお話をしてくださいました。何と!今は透析をしながらひめさゆりの機能訓練をされていると言うではありませんか!しかも、また好きな釣りに行くためにと、目標まで持たれて素晴らしいです!
奥さんからも、「伊藤さんのお陰だよ。」と、とても嬉しそうに何度か喜びの声をいただきました。恐縮と共に、とても有り難かったです。
そしてこの日、マンションの管理人さんにご挨拶した際、管理人さんからも、「Nさん、随分良くなったね。」と言われ、その後、私たちに「さすがです!(笑)。」と、嬉しそうにおっしゃってくださいました。
この成果は、Nさんの毎日の努力の賜物です。Nさんが改善の方向へ向かって元気になっていること、そしてNさんだけではなく、奥さんや管理人さんがこんなに喜んでくださることは、私たちにとって、こんなに嬉しいことはありません。Nさんとのご縁に心から感謝です。
Nさんと奥さん、マンションの管理人さんのように、患者さんやご家族さん、また縁ある地域の方々の喜び笑顔が、一人でも多く広がりますように、患者さんの願望を叶えるお手伝いを、これからも慈愛と真心でしていきます(^^)。
大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。