感動に振れて | ひめさゆり訪問マッサージ

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  • ブログ2022.09.13

    施術部の伊藤です。いつもスタッフブログをお読みいただきありがとうございます。

    今月から本施術が開始になった患者さんがいるのですが、とても嬉しい感動のエピソードがありました。今回はそのお話です。

    80代のTさんは、独居で老年期うつ病、アルツハイマー型認知症、難聴があります。また、体幹部と下腿部に疼痛があるため、心身ともに不安を抱えながら毎日を過ごされています。

    初回の訪問時は、私たちのことをちゃんと覚えていてくださるか多少不安がありましたが、きちんと曜日と時間を覚えていてくださり、しかも、長座布団まで敷いて待っていてくれていたのです。それだけ楽しみにしていたのかと思うと、私たちはとても感動しました。

    Tさんは施術を受けながら、「もっと早く頼んでいれば良かった。」と喜んでくださいました。施術終了後、「Tさんの体が悪化しないように、私たちお手伝いさせていただきます。一緒に頑張っていきましょう。」と言うと、「宜しくお願いします。あぁ、幸せだぁ。」と、感動で心から喜んでいるのがこちらに伝わり、わたしは胸が熱くなりました。

    2度目の訪問では、「あー、効くー」、「あー、すごく効いてる。手が届かないところだから、頼んで良かったぁ。ほぉー、幸せー。」と、感動の声をあげながら喜んでくださいました。達ちゃんの話では、とても幸せそうな表情だったそうです(^^)。Tさんは施術を受けながら、「もっと早く頼んでいれば良かったぁ。悔しい。」と、初回よりも更に喜ばれていました。

    Tさんは会話の中で、「デイサービスなど人が多いところでは話をしても良く聞こえないし、会話が成り立たないけど、私たちの声は聞こえる。会話が成り立つのが嬉しい。一人では話が出来ないけど、会話が出来て嬉しい。」と、本当に嬉しそうに話していました。実際の生活では、コミュニケーションが取れないのが寂しいということが、痛いほど伝わってきました。

    施術終了後、「こんなにしてもらえて、本当に幸せだぁ。」と感極まり、涙声でとても喜んでくださっていて、私ももらい泣きしそうでした。今も書きながら、鼻の奥と目頭がツーンとなっています(笑)。

    ひめさゆりのスローガンの一つに、「できるの努力を一つずつ、できたの感動を一つずつ」というものがあります。そのスローガンは、患者さんに対してだけではなく、まず、私たちチームひめさゆりのメンバー、そして私たちバディーが、このスローガンの如くに行動をしていくことが大切だと、院長から話がありました。

    Tさんの感動に振れて、患者さんたちへの貢献欲、恩返し欲が増しました。これからもっと待っていてくださる患者さんたちが、Tさんのように感極まるぐらいの感動をしていただけるように、スローガンの実践とともに、多くの縁ある患者さんたちの願望を一つでも叶えるお手伝いをしていきます。

    大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。

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