ひめさゆり訪問マッサージは、お陰様で開業7周年を迎えました。当日は、郡山市安積総合学習センターにおいて、記念式典と経営計画発表会を行い、全社員に感謝を伝え皆で7周年の喜びを分かち合いました。
2015年10月10日に産声をあげた当院ですが、家族、社員、患者さん、取引先のみなさん、地域の方々に支えられ、お陰様で今日を迎えることができました。日頃のご支援の賜物と、心から感謝の気持ちで一杯です。
この7年を振り返ると、実に様々なことがありました。初めは施術者1人ドライバースタッフ2人の3人体制でで始まり、毎日寝たきりの患者さんや、様々な体の悩みでなかなか外に出ることが難しい方のご自宅に訪問して、マッサージ、はり、きゅう、機能回復訓練などを提供させて頂きました。患者さんの数が増えるに従って、様々なニーズに応えられる組織にする必要性が生まれ、特に女性の施術者に来て欲しいというニーズが高まったことで、女性施術者を採用しました。これにより、より多くの患者さん、取引先のニーズにも幅広くお応えできるようになりました。営業管理職のスタッフも採用することで、そもそも訪問マッサージとはどういうものなのか、ひめさゆり訪問マッサージの理念や使命、目指しているビジョンなど、良質な情報として縁ある皆さんにお伝えするスピードが向上しました。また、ホームページの開設、ニュースレターのデザインアップグレード、クリスマスコンサート、ミュージカル公演などのイベントなども企画し、縁あるみなさんとってより身近な治療院として認知していただける普及・啓蒙活動をする機会が増えています。
2019年から新型コロナウイルス感染症が全世界に広がり、3年経った今現在も収束の兆しは見えておらず、暗中模索の日々が続いています。生活環境も大きく変化し、心身の機能低下を招きQOLが脅かされています。だからこそ当院では、「施術をとおし体のケアを、音楽をとおし心のケアを、ご縁をとおし命のケアを」をスローガンに掲げ、訪問によるマッサージ(手当て)による心身のケアだけにとどまらず、介護予防のための体操集「ひめさゆり体操」の考案と制作、イベント(まつりごと)を開催することで、縁ある方の繋がりを深め、皆様に明日への生きる勇気と希望を持ってもらえる、やがてそれが健康寿命を延ばすきっかけとなる、そんな縁結びの治療院でありたいと、強く強く思うようになりました。このコロナがあったからこそ、私たちは知恵をしぼり様々なチャレンジをしここまでこれたのだと思います。
現在、郡山市の要介護認定者数は14695名と、総人口に占める認定者数の割合が大きく増えてきています。2025年問題、2040年問題、2055年問題が騒がれていますが、今、現実にこの数字を見た時、本気でこの方たちの健康寿命を延ばすサポートができないだろうかと思っています。当院では「慈愛の追求」を理念に掲げ、「縁ある生きとし生ける全ての命の尊厳を守る企業」というビジョンを掲げています。命は有限です。人は確かに寿命をむかえます。その命が尽きる最後まで、私たちは縁ある方々の健康寿命を延ばすサポーターであるという使命を持ち続け、この仕事を天職とし、医療に携わる者として、その天命を全うしていきます。
この郡山という地で、7年間ひめさゆり訪問マッサージという治療院を営むことができていることに、改めて深く感謝いたします。そしてこの感謝の気持ちを、訪問施術をとおし健康寿命を延ばすこと、そして縁ある命の尊厳を守るという具体的な社会貢献に変えてまいります。
令和4年10月10日
院長 鈴木裕一