いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。
長年パーキンソン病を患い、今年の夏から施術を担当している患者Hさんですが、とにかく明るくてポジティブな方なのです。Hさんが明るい笑顔で呟きました。
「とにかくやると決めることが大事、決めれば何がなんでもやり遂げようとするから、結果うまくいくんだよね。」
パーキンソン病が進行して、歩くこともままならない状態でも、リハビリの一貫で始めたカラオケを、しっかりと立ちながら歌いあげたいと思っていたそうで、よしやるぞと決めた途端、ステージまでどのくらいの距離があって、そこまでこんなふうに行けばつまづかずたどりつけるななど、できているイメージから逆算して考えられるので、とても前向きな気持ちで歌い上げることができたそうです。それを見ていた周りの方が驚いたそうです。
「できるかな?できないかな?って迷っていると、そちらに気を取られてしまうから、転んだりふらついたりしちゃうんだよね。だからとにかく、できるかできないかじゃなくて『やる!』、これだけ。あとはどうやるか考えればいいだけ。」
とても強い方だと思いました。障がいを乗り越えた境地とは、このような感覚なのだと思いました。
決めるからできる!この思考がHさんの生きる源なのだと、Hさんを尊敬せずにはいられませんでした。ありがとうございました。