施術部の伊藤です。いつもスタッフブログをお読みいただきありがとうございます。
今週は郡山の最高気温が、36℃以上になる日が連日続いており、熱中症にならないように体調管理に気をつけるのも一苦労な日々ですが(汗)、皆さんはお変わりないでしょうか?
今回の記事は、私が「本当に自分を生かす生き方」と向き合い続けているのですが、その葛藤の中で感じた、反省点と決意です。
入社してから、院長に施術や知識、コミュニケーションスキルなどの研修をお願いして行なっていますが、特に施術者として「想いだけでは出来ないことがある」と言われてきました。今でも時折言われます。
私はずっと、「患者さんの喜び笑顔を見たい!患者さんの喜び笑顔を増やしたい!患者さんのために貢献したい!」という一途な想いで、施術者として懸命に邁進してきました。ですが、まだ院長が言う「想いだけでは出来ないことがある」という事を実感する出来事に遭遇したことがなかったこともあり、言われていることに実感を持てずにいました。
ですが先月、施設入居の患者さんとの関わりで、その事を実感する出来事が起きました。
患者さんは、新型コロナの流行がきっかけで、メンタル面に様々なストレスが積もり積もってしまったようで、痙攣を訴えるようになったり、喉の違和感の訴えや、数秒ごとに変なひゃっくりが頻繁に出るようになりました。そんな時は、身体の痛みも強くなる傾向がありました。しかし、患者さんからは、痙攣など身体のことは、スタッフさんには言わないで欲しいと言われていました。
患者さんの思いはずっと尊重していたのですが、痙攣やひゃっくりの程度がどんどんひどくなる傾向が見られるようになり、これは言わないでと言っている場合ではない、何とかしないと患者さんが大変なことになると判断し、スタッフさんと施設長に、覚悟を決めて状況をお伝えしました。また、患者さんのストレス軽減のためになればと、懸命に考えた対策の提案も話しました。それが施設長さんを通して患者さんの耳に入り、心にショックを与えてしまいました。そして、私たちは患者さんの健康寿命を伸ばすお手伝いを、最後までやり抜く事が出来なくなってしまいました。とても残念でした。
色々な反省点がありますが、特に反省し大きく学んだのは、私が患者さんのストレス軽減のために考えた提案の一つが、患者さんの人生背景の現状で、患者さんは望んでいなかった事だったというのが分かったことです。
「想いだけでは出来ないことがある」ということが、よく分かりました。そして、私が患者さんのために貢献したいと思っていることは、患者さんの真の想いをちゃんと見ずに、もしかしたら私の自己満足だったのかもしれないと気付きました。恥ずかしくなりました。
私は、身に付けるべき知識や技術がまだまだ沢山あります。自己満足ではなく、患者さんが本当に自分の願望を叶えるための、真のサポートが出来る私になることが、施術者としての私の使命だ!と思いました。それが、「本当に自分を生かす生き方」だと感じました。
技術や知識を身に付けるには、とにかくやるしかないので、院長に今まで以上に協力を仰ぎ、早速今週からほぼ毎日、研修をしていただくことにしました。
「継続は力なり」を体現出来るように、遅咲きの花をしっかり咲かせられるよう、コツコツ、コツコツと努力を継続して、自己鍛錬していきます。そして、患者さんの願望に応えられる私を育てていきます!!
大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。