1月28日づけの朝刊に「療養費512万円不正受給」の見出しと共に、県内の訪問マッサージ業者による療養費不正受給の記事を見つけた。正直「またか!」と思わずため息がこぼれた。
療養費を不適切に請求し、不正に受給するという事件はいつまでも後を絶たない。新聞やニュースなどでたびたび見聞きするが、その度にその院(業者)にかかり、施術を受けている患者や取引先のことが目に浮かぶ。体の健康を少しでも良くしたい、保ち健康でありたいと訪問マッサージを利用していただろうに、こんな形で表沙汰になるなんて想像もしていなかったことだろう。さぞかしガッカリしているだろうなと、とても心が痛んで仕方がない。
一部の心ない人たちによるこうした不正行為により、真っ当に事業を行い、訪問マッサージを生き甲斐、天職として患者さんの命と懸命に向き合う治療家みんなが肩身の狭い思いをしてしまうことをどうが分かって欲しい。いつまでもこうしたことが無くならない限り、国や県は目を光らせ規制はますます厳しくなっていくことだろう。とても残念で仕方がない。
何のために、誰のために、なぜ、この訪問マッサージを営んでいるのか?何のために、誰のために、なぜ、健康保険(療養費)を使っての訪問マッサージができるのか?
私たち治療家はこの事業をとおしてどうなりたいのか、どういう人生を全うしていきたいのか?
今回の記事を読んで、当院の企業理念である「慈愛の追求」、企業ビジョンである「生きとし生ける、全ての人の命の尊厳が守られる社会の実現」の本質について、改めて考えさせられる機会となった。
ひめさゆり訪問マッサージでは、患者(利用者)さんに最適な施術をご提案し、企業理念の基、健康保険を使わせていただく意味を深く理解した上で、適切な療養費の使用に努めております。