施術部の伊藤です。いつもスタッフブログを読んでいただきありがとうございます。
とても嬉しいことがありました。担当しているKさんの元へマッサージに行った時のことです。マッサージと機能訓練を行い、全ての流れが終わってKさんから次のように打ち明けられました。
「今までは、足の爪は自分で切れなかったから娘に切ってもらってたんですけど、この間挑戦したら、足の爪が自分で切れてすごく嬉しかった!嬉しくて感動したんです!!」と、本当に喜しそうに話してくれました。その感動が心の底から伝わってきました。
Kさんは、脳梗塞の後遺症、骨盤骨折の後遺症で歩行困難。それに加え多くの症状があります。毎週月曜日の午前中にやっていた100歳体操も、コロナで休みになってしまったことで筋力低下を心配し、今年の2月からひめさゆりでの訪問マッサージを受けることとなりました。施術を開始した頃は立ち上がりがままならず、室内も伝い歩きする状態でしたが、現在は、座位からの立ち上がりも良くなり、歩行状態の改善も見られます。
患者さんが、出来なかったことが出来るようになったと聞くのが一番嬉しいことです。KさんのADL(日常生活動作)の改善を感じていたので、それも嬉しく更に、Kさんからそのような打ち明けがあったのは初めてだったので、私も本当に嬉しくて一緒に感動しました\(^_^)/
ひめさゆりのスローガンである「できる!!の努力を一つずつ。できた!!の感動を一つずつ。」が、まさに実現した出来事だったのでした(^^)
「爪を切る」という行為は、身体機能が問題無い人にとって当たり前に出来ることですが、病気や怪我で出来なくなってしまった患者さんにとっては、とても大変なものになります。その爪切りが自力でまた出来たというのは、本当に感動的なことです。
今回の経験で、患者さんの感動をもっともっと増やしていきたいという意欲が高まりました。私がモチベーションを高められているのは、患者さんが身を持って教えてくださるお陰です。これからも縁ある患者さんやご家族さんの喜び、笑顔、そして感動を増やし広げられるように、日々自己研鑽を重ね腕を磨いていきます。
大切な時間を使い最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。