施術部の伊藤です。いつもスタッフブログをお読みいただきありがとうございます。
季節の変わり目は気温や気圧の変化があり、体調にも変化が出やすい時期になります。近頃は徐々に変わるのではなく、両極端な寒暖差になってきており、患者さんたちも体がついていけず、昨日は特に体調不良を訴える患者さんが多かったです。
しばらく体調が良かった患者さんが、昨日初めて「今日は体がこわい(だるい、疲れる)んだ。山登りして、山から下りてきたみたいなこわさなんだ。」とおっしゃっていました。ここ数日の寒暖差の影響と思われます。昨日は体調が思わしくないことから、久し振りにご機嫌が斜めな兆候があったので、「休むことも大事な仕事の一つ」という院長の教えを取り入れ、ご本人に了承をいただき、機能訓練はお休みにしてマッサージのみにしました。
人はイライラしている時、本心では感謝の思いがあるのに、イライラした気持ちを、甘えられる家族にぶつけてしまうということがあると思います。患者さんもそのような状態で、施術をしている時や、施術が終わってから、フラストレーションを奥さんへぶつけてしまっていて、私は頑張っている患者さんの気持ちも、患者さんを支える奥さんの気持ちも分かるので、お二人の思いに胸が痛くなりました。
以前にも、奥さんが精神的苦痛により体調不良気味になったことがあり、その時に、お見送りをしてくださった家の外で「体調は大丈夫ですか?」と奥さんに声掛けをしたことがありました。奥さんはその時涙を流されていて、後日「嬉しかった」とお礼を言ってくださいました。
今回もそうですが、いつも奥さんは私たちの前では黙って絶えていらっしゃるので、吐き出せなくてお辛いだろうなと心配になりました。なので、今回も施術後、家の外まで奥さんがお見送りしてくださったので、「大丈夫ですか?いつでもお話聴きますので、遠慮無く話してください。」と声掛けすると、涙声で「ありがとうございます。」と言ってくださいました。私たちの声掛けで、少しでも奥さんの精神的苦痛が軽くなったら幸いです。
ひめさゆり訪問マッサージの企業理念に、「訪問・施術により、患者様及びご家族の、身体的、精神的苦痛を緩和し、健康寿命増進に努めます。」という文言があります。
これからも企業理念に基づき、慈愛を追求して、御縁ある患者さんとご家族さんの心身が健康になり、幸せ笑顔が増えますよう、真心を尽くしていきます。
大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。