ドライバー部門の田村です。
この時期になるといつも思い出す、私が 10歳頃に体験した出来事です。今日はそのお話しをしたいと思います。
皆さんは第二室戸台風をご存知でしょうか?昭和36年(1961年)、9月15日~9月17日にかけて発生した台風18号で、中心気圧が900hPa未満の猛烈な強さで、私の住む新潟でも30.7m/s(瞬間最大風速44.5m/s)など、雨よりも暴風の被害が大きかった台風です。
瞬間最大風速が45メートルと強い風が吹き荒れ、多分夜の9時頃だったと記憶しています。 弟も一緒に床についてましたが、何だか胸騒ぎがして眠い目をこすりながら、弟2人も起こし茶の間に移動すると、姉や家族も集まってました。ほんの少し雑談などしていると、風が一段と強くなってきたなと感じた瞬間です。バリバリ!と凄まじい音がして、樹齢300年の大木が倒れ、太い枝が我が家の屋根を突き破り、それが床にも刺さり穴が空き、ちょうど私たちが寝ていた所にも刺さっていました。
家族全員あ然として、暫く言葉も出ませんでした。 あのまま気づかずに寝ていたら、もしかしたら死んでいたかもと思うと、あの時目が覚め何故起きれたのかは分かりせんが、きっとご先祖様が守って下さったのだなと思わずにはいられません。頂いた命を大切にして、これからもプライベート、そして社業を通し慈愛の追求をして地域に貢献いたします。
あとで判ったことですが、第二室戸台風では、全国で死者194人、行方不明者8人、負傷者4900人を出した、歴史に残る大災害だったそうです。これから台風のシーズンが到来します。災害はいつ起きるか分かりませんので、日頃から避難の仕方や連絡手段などを、家族会議などを行い、一人ひとりが防災、減災の意識を高めておくことが大切です。ご先祖様から頂戴した、かけがえのない命です。大切に守り、命の輪を繋いでいきましょう。
最後までお読み下さり誠にありがとうございました。