いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。
先日、入院していた患者Hさんから電話がありました。「先生、オレ今度施設に入ることになったんだ。だいぶ体が動かなくなってしまってな・・・。また先生に来て欲しいんだ。来てもらえますか?」
電話の内容を聞き、居ても立っても居られない思いに駆られました。Hさんは長年パーキンソン病を患い、様々な状況の中でも、いつも前向きにチャレンジして、素晴らしい生き方をしているなと感じている方です。今年の2月ぐらいから症状が強くなり、2月末には殆ど体を動かすことができなくなり入院。しばらく連絡が付かない状態が続きました。
いつもお伺いすると、音楽の話、マッサージの話、機械の話、故郷会津の話、人生の話などを聞かせてもらっていただけに、また必ず復帰して元気な姿を見せて欲しいと祈らずにはいられませんでした。そして今回、また始めたいという依頼の電話が来たことは、とても嬉しく思いました。
「鈴木先生にまた会いたいな」
ぽつんとつぶやいたその一言から、色々な感情が読み解ける気がしました。
早速関係各所に連絡を取り、施術を再開できる段取りをし、整い次第すぐにでも始められるようにしています。最近、こういったことが立て続けに起きていて、思い出してくださる患者さんや家族の気持ちの有難さを、しみじみ感じているところです。
毎日多くの患者さんとの触れ合いがある中で、一回一回、一瞬一瞬の時間を特に意識するようになりました。日々変化する患者さんの体や心の状態を敏感に受け取り、今求めているものを最大限与えられる自分でありたいのです。目の前の患者さんに1ミリでも良くなって欲しい、喜んでもらいたいという思いが強くなっているのを感じています。
命には限りがあります。その限りある命に対して、ご縁があった以上は、真剣に向き合い、その命を輝かせてあげる責任があると思っています。その責任を誠実に全うできる自分づくりを、これからもし続けていこうと思います。
早くHさんの施術にお伺いする日が楽しみです。健康寿命を延ばすケアを、これからも致してまいります。
皆さんいつもご覧いただきありがとうございます。鴫原です。
8月号のひめさゆりだよりができあがりました!
内容として、
■おもて
・未来創造ミーティング
〜モデルドライバーを目指す〜
・編集後記
■うら
・熱中症予防のために
(熱中症が猛威を振るっていますので、先月の資料を再掲します)
です。
少しでもお役立て頂ければと思います。
順次お届けしていきますので、楽しみにお待ちください(^^)
ご感想や取り入れて欲しい内容のご要望等もありましたら、ぜひ、お問い合わせくださると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
施術部の伊藤です。いつもスタッフブログをお読みいただきありがとうございます。
本日、80代患者Kさんの施術に伺ったのですが、その時の会話で、Kさんがお母さんから教わってきたという、新盆に関するお話をしてくださいました。
各地域ごとに伝わる新盆の習わしは違うかも知れませんが、この辺りでは、仏様を迎えるために灯籠を立てて、盆棚を作り、提灯やホオズキ(鬼灯)を飾ったり、キュウリで馬を作り、ナスで牛を作って飾り仏様を迎えます。
馬と牛は、仏様が乗る乗り物で、仏様が帰って来る時は、馬に乗って早く帰ってきて、仏様が天に戻る時は、牛に乗ってゆっくり戻るという意味があるそうです。今年は私の家も母の新盆なので、母を迎える準備をしています。
Kさんが思い出したように、「昔は新盆の時は、ホオズキ(鬼灯)を飾ったり、親戚からいただいた提灯を必ず飾っていたんですけど、最近は提灯やホオズキは飾らなくなったみたいですね。私の田舎では、新盆の飾りは3年掛けて飾っていたんです。」と、新盆で準備する物のことを話し始めました。そして、ホオズキ(鬼灯)の習わしについて教えてくださいました。
Kさんのお話では、ホオズキ(鬼灯)の根っこには毒があるそうです。昔は農家に嫁入りする女性は、ホオズキ(鬼灯)をこっそり持たされたそうで、嫁ぎ先の家の裏辺りにホオズキ(鬼灯)を植えていたそうです。農家では、子供の数が増え過ぎると仕事にならなくなるから、子供が増え過ぎないように、ほおずき(鬼灯)の根っこをかじったり、飲み物に入れて飲んだりして、中絶のような事に使われていたとか…。そこから、ホオズキ(鬼灯)は女性のお守りとして、花嫁に持たせるようになったそうです。
私は初めて聞いたお話だったので、とても驚きました。読者の皆さんはご存じだったでしょうか?
因みに、私の父が菩提寺のお坊さんから教わったホオズキ(鬼灯)の意味は、ホオズキ(鬼灯)を提灯に見立てて、仏様が帰る家を見つけやすくするために飾るのだとか。
その話をすると、Kさんは、「あぁ、そうですかぁ。まぁ、母親から聞いた話も本当かどうか分からないですけど、私はそういうふうに教わってきました。だから、昔のお家にはホオズキが植えてある家が多かったんですよ。」と話してくださいました。
衝撃のお話でしたが、こうして時を超えて、語り継がれていた日本の伝統文化を教えていただけたことが、とても有り難かったです。一つ勉強になりました。
患者さんとこういう関わりが持てることも、訪問マッサージの魅力ですね。教科書では教えていない学びをいただけたことに、心から感謝します。
皆さんは、いかがだったでしょうか?
大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。
ドライバー部門の田村です。
8月5日、第32回ふくやま夢花火が開催されました。JR郡山駅から福島交通バスで約15分、停留所から徒歩5分の河川敷で行われました。近くには富久山自動車学校があります。
毎年この日は、周辺の道路がとても混んでいるので早めの場所取りが必要です。午後7時30分から8時30分までの60分間、祭りのような雰囲気を楽しむことができました。合計で6000発の花火が夜空を彩りました。私の町内会でも個人寄付が行われ、地域全体で花火の打ち上げに協力しました。
私の住んでいる所は、花火の打ち上げ場所からすごく近いので、ご近所さんたちは花火を見ながら、庭やベランダでバーベキューや焼き鳥、ビールを楽しんでいる姿が見られました。家族や友人と楽しいひとときを過ごしている様子に、心が温まりました。
我が家で飼っている猫(影虎)は、花火の大きな音が苦手でビビリです。花火が終わるまで部屋の片隅でおとなしくしていました。こうして、私たち家族は一緒に花火を楽しむことができ、その嬉しそうな様子を眺めながら、私はホッとした気持ちになりました。
今年もあっという間の一時間でしたが、家族みんなで6000発の花火を楽しみ、素敵な思い出を胸に刻むことができて、本当に良かったです。ふくやま夢花火の素晴らしい輝きと感動の一夜を過ごし、また来年の花火大会も心待ちにしています。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
皆さんいつもご覧いただきありがとうございます。鴫原です。
施設入所のNさんのお話です。脳梗塞の後遺症で右片麻痺があります。
残存している左半身の機能を維持していくため、ここ2,3回の訪問で、機能訓練の一つとしてイボつきのボールを持ってもらいながら、「髪の毛をとかす動作」をしてもらうように取り組んでいます。
ただ、理解が追いつかないのか、その動作がなかなかできませんでした。
実際、その動きを見せてみても、バンザイを繰り返してしまったり、腕を上げて肘を曲げるといった近いような動きにはなることはありましたが、「髪の毛をとかす」動作ができなかったのです。
しかし、昨日訪問したときにその動きができました!
美都子先生が機能訓練を順番に行い、「次は髪をとかす動きをやりますよ。」と説明し、いざその動きをしてもらいました。
すると!
すんなりとできたんです!私たちも驚きました。同時に大変嬉しかったです(^^)
「おめかし、おめかし」とでも言っているような感じで、上から下にとかしたり、前から後ろにとかしたりできていました。そのような姿に私たちも「お洒落しましょ♪」と声かけをしながら、和気あいあいと機能訓練を行いました。
それからなんと!
他にも驚く事がありました。
ですが、こちらはまた今度の記事でご紹介することにいたします(^^)
たくさん話しかけて、Nさんの笑顔がもっと多くなるよう支援していきます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。