施術部の伊藤です。いつもスタッフブログをお読みいただきありがとうございます。
先日届いた致知出版社の人間力メルマガの記事に、年賀状の記事が出ていました。師走も半ばを過ぎ、そろそろ年賀状の準備に頭を悩ませる頃ですよね(^^)
記事の内容がなかなか面白かったので、共有させていただきます。
●致知出版社の人間力メルマガ 2021.12.15
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年の瀬が近づくにつれ、多くの人が頭を悩ませるのが、年賀状の書き方・出し方ではないでしょうか。お金も手間もかかる年賀状を書かずとも、SNSやメールで済ませてもいいのではないか――そう考える一方、これまで続けてきた年賀状を止めてしまうのはどうなのか。
いままさにそんな悩みを抱えている方へ、「ハガキ道」伝道者の坂田道信さん、日本一ハガキを書いたという元郵便局長・半田正興さんの語り合いをご紹介いたします。
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(半田)
坂田先生の哲学では、年賀状は自分の仕事の宣伝をしても皆さんに受け入れられるいいチャンスだと。
(坂田)
ハガキの中でも年賀状だけなんですよ、自分の職業を目いっぱい宣伝しても相手に拒否反応が起こらんのは。例えば住宅販売の人はね、
「家は家族が幸せに暮らせる一番大事なものです。去年私はその住宅販売を通じて皆様とつながってきました。今年も家族が最高に幸せになるような家づくりを通して、社会をよりよくしていきたい」
というような年賀状を書いてほしいんです。
謹賀新年とか賀正なんていうのは、ムダっちゅうか、もったいないですよ。ちょうど家を建てたいと思っている人がいたら、謹賀新年の人よりもそっちを選ぶと思います。だから私の年賀状は、毎年「複写ハガキ」がいかにいいものかを書いているのです。
半田さんはハガキを束にして、本として持ち歩いているんですよね。
(半田)
「ご縁本」と名付けているのですが、月に1、2回は中身を差し替えます。いまは年賀状が中心ですね。一番後ろには何も書いていない官製ハガキを何枚か入れておいて、ちょっとした時間ができたら書けるようにしているんです。
それからいただいたハガキで特に気に入ったものは縮小コピーをつなぎ合わせて、「はがき心経」として持ち歩いているんです。
(坂田)
私はね、やっぱりハガキ以上のものはないなぁと思うよね。
ハガキ以上のものは人間だけですよ。人間は宇宙の中で最高の機械です。私はこの最高の機械を貸してもらったのに、何一つ手入れをしなかったなという反省を去年あたりから抱いている。人間以外ではハガキですよ。
(半田)
私はあまり難しいことは分かりませんが、ハガキはオープンなラブレターだと思っています。もらう時も、差し上げる時もワクワクする。こんな気持ちになることは他にないんですね。ぜひ多くの人にこんなにも素敵なハガキの世界に触れていただきたいと思います。
(坂田)
みんな運命を変えるのは大変だと思っているでしょう。1枚のハガキを出すか出さないかで、その人の運命はコロッと変わります。ハガキを出して、人と結びつく。そうすれば求めているものは、いつかすべて手に入る。そして、自分の生命を輝かせ、楽天知命の人生を生きることができるのです。
(本記事は『致知』2008年3月号 特集 「楽天知命」より一部抜粋したものです)
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以上が記事の内容になります。いかがだったでしょうか。
パソコンが普及してから、年賀状用のソフトが増え、写真を印刷して年賀状を自作で作られる方が多いと思いますが、なかなか会えない友人知人から、写真付きで年賀状が届くと、近況が分かりとても嬉しいものです。最近は印刷の文章だけの年賀状も多いですが、そこに一言だけでも手書きのメッセージがあると、心が伝わりもっと嬉しくなります。
ひめさゆりの社外研修でも行っているアチーブメントの能力開発の教えの中にも、パワーパートナー(真の協力者)へのプレゼントに、一言手書きのメッセージを添えるというものがありますが、これは素晴らしい慈愛だと思います。やはり、手書きの言葉は心が伝わりますね。
また、私の母が仕事をしていた現役の頃は、母が勤めていた会社の支店長の奥様が、版画の多色刷りを上手にされる方で、毎年浮世絵のような多色刷り版画の年賀状を送ってくださっていて、いつも届くのが楽しみでした。その年賀状にはメッセージはなく、はがき一面が版画作品で、小さな絵画でした。でも、圧巻の作品で、毎年感動していました。なので、大人になったら私も多色刷りで年賀状を作ろう!と思っていました(^^)
私も見えていたら、多色刷りで年賀状を作っていたと思います。でもこれは、いつか視力が回復した時の楽しみに取っておこうと思います(^^)
いずれにしても、「手書き」、「手作り」というのは、それだけで心が一緒に乗ります。だから、受け取った人の心が喜ぶのだと思います。この年賀状を送るという文化は、日本の心を象徴する素晴らしい文化です。しかし昨今は、この年賀状を送る人が減っているようなので、悲しく思います。どうかこの「心を伝える」慈愛の年賀状文化が末永く続くことを祈り、私も自分に出来る、企業理念の「慈愛の追求」を、みんなが幸せになれるよう、これからも行動で表していきます。
大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。