動物に愛を | ひめさゆり訪問マッサージ

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  • ブログ2022.05.28

    皆さんこんにちは、鴫原です。
    いつもご覧いただきありがとうございます。

    先日水曜日の夜、車で帰宅をしていて、大通りに出るため信号待ちをしていた時のことです。
    ふと猫の鳴き声が聞こえてきました。
    「ミィーー、ミィーー」と。

    声の感じから、子猫であろうことがわかりました。
    夜9:30頃です。道路沿いに家があるわけではなく、周辺は田んぼです。明らかにその時間にそこで猫の鳴き声が聞こえてくるのはおかしいなと思いました。

    捨てられてしまったのか?
    このまま見て見ぬふりをするか?
    でも、もし車に轢かれてしまったら…?
    どうするのがいいのか?保護しに行った方がいいのか…?

    これも何かの縁だと、まずは様子を確かめようと思い近くのコンビニに車を止め、猫の鳴き声がしたところまで歩いて戻りました。

    どこだろう?
    移動してしまったのか?
    まさか、轢かれてないよな…?

    近くを5分くらい探していた時、耳を澄ますと鳴き声が。
    「よかった。まだどこかにはいる。」安堵しました。
    また、鳴き声のした方に視線を向けると、子猫の姿がありました。
    しかも2匹。パッと見は生後2ヶ月くらいの印象です。

    弱っている印象ではなかったので、とりあえず一安心。
    保護したいくらいかわいい。しかし、安易にするとこの子たちのためにはならない。

    捨て猫か、迷い猫か…この際どうしていいかはわからず、ケータイで調べました。

    捨て猫の可能性もあったので、警察に電話しました。
    暗くて分かりにくい中、近くにそれらしき段ボールなどはないか確認しましたが、特にはありませんでした。
    捨てられているという感じではないこと、もしかしたら近くに親猫もいるかもしれないということで、警察の方でも保護はできないとのこと。これ以上はどうも出来ないので申し訳ないがそのままにするしかないです。

    と、言われましたが、親猫は近くに見当たらず。

    しかし、しばらくして帰り際に親猫らしき姿が見えました。親猫も現れなかったら無力感に苛まれそうになりましたが、親猫もいれば大丈夫だろうとその場を後にしました。

    今回の一件で小学生の頃、真冬の寒い日に捨て犬を2匹、段ボールで抱えて持ち帰った光景がフラッシュバックしたのでその事を記します。

    私が小学4年くらいのときで、時期は冬です。
    ある日、友達と下校途中に道端に不自然すぎるダンボールが置かれてました。

    変な声も聞こえます。
    そのくらいの子達はやはり好奇心旺盛なのか
    中をのぞいてみました。

    そこには子犬が2匹いました。
    タオルが敷かれていて餌もちょっとありましたが、2匹ともぶるぶるしててすごく寒そうで…
    雪も降っていて、しかも捨て犬でしたし、かわいそうで見て見ぬふりなんてできない。

    捨て猫を飼った経験もあるし、家に持って帰ればもしかしたら…犬も猫も飼っていましたが、 大丈夫だろう、飼ってもらえるだろうと思いました。

    そのままそこで見て見ぬふりして、死んじゃうのは絶対嫌だと、持ち帰ることにしました。

    ダンボールに犬が2匹入った状態で、家まで運ぶのは小学4年の頃の自分にとってはとてつもなく重いものでした。
    雪が積もっていましたし、路面は最悪な状況です。

    幸い友達と帰っていたから友達にも協力してもらい二人で運びました。
    その場所からだったら家まで通常20分くらいの距離でしたが一時間近くかかったのを覚えています。

    やっとのこと運んで友達を見送り、ダンボールを持って家に入りました。
    「捨て犬拾ってきた。家で飼えない?」と言うと、返ってきた答えは 、
    「家には犬がもういるんだから喧嘩とかしちゃうでしょ 、元の場所に戻してきなさい……」

    だめでした。
    犬の目を見たらすごく哀しくなりました。
    駄々をこねにこね、それでも結局、母親に説得されて元の場所に戻すことになりました。

    防寒対策と餌をダンボールに入れて、車で元の場所へ連れていきました。
    すごい勢いで泣きじゃくっていました。
    自分の非力さからと別れの虚しさ、こんなにかわいいのに何で??? という思いから… 。

    捨てた人の自分勝手な理由から殺処分に繋がると思うとさらに悲しくなります。何も悪いことをしていないのに。
    無邪気に穏やかに平凡に暮らしたいだけだろうに。何で?何で?何で?の連続です。

    ただ、こうは思っていますが、いま考えてみると当時の自分自身も、拾った捨て犬を持ち帰り
    また同じ場所へ戻したから、同等のことをしたことに変わりはないのかもしれないと思います。

    あのときの2匹は、翌日にはダンボールごとなくなっていました。
    幸せになってくれることを願うしか私にはできませんでした。
    ただひとつ、なんとなく確信できることがあって持ち帰った人がきっと大切に育ててくれているんだろうな…と。

    このような事が昔ありました。
    今回の一件では、最善は尽くしたと思います。

    捨て猫、捨て犬、捨てられてしまうそのほかの動物もいずれはなくなればいいと願ってやみません。

    ひめさゆりのビジョン、生きとし生ける命の尊厳を守るに繋がれば嬉しいです。

    最後まで読んでいただきありがとうございました。

     

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