お金と苦労の大切さ | ひめさゆり訪問マッサージ

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  • ブログ2022.06.21

    施術部の伊藤です。いつもスタッフブログをお読みいただきありがとうございます。

    先週末、施設入居のYさんの施術をさせていただいた時に、Yさんが次のようなお話をしてくださいました。

    ニュースで報道されていた、会社のお金を億単位で横領したという20代男性容疑者の話題から、Yさんが現役で働いていた頃、貯金をするために、味噌をなめながら節約したり、食事はパン1個で過ごしていたこともあって、栄養不足からか、目まいを起こしたり、気持ち悪くなったこともあったという話をしてくださいました。「よく頑張った。お金は、自分が苦労をして稼いだものを使って生活するのが間違いない。昔の人は、いくら金持ちの家柄でも、お金の苦労を知らない世代が二代三代続くと、三代で終わると言っていた。」と、お金と苦労の大切さを教えてくださいました。

    実際にご自身が経験されてきたご苦労を、等身大で話してくださったことがとても心に響きました。確かに、お金を稼ぐ背景の苦労を知らなければ、お金の有り難さも感じられず、自分の私利私欲に走って、代々続いた家が絶えてしまったり、ニュースで報道されるような犯罪を犯してしまったりと、あってはならないことが現実に起きていることに胸が痛みます。まして日本の経済も、長年の不景気に拍車を掛けて、新型コロナウイルスの感染の影響で、更にお金に関わる犯罪が増えていることが、本当に胸が痛いです。

    ひめさゆりでは、お給料日に、毎月院長から「このお給料は、患者さんたちからの感謝と、私たちへの期待です。」というお言葉を必ずいただきます。私も入社当初から、初めてお給料をいただいた時に、様々な人生背景がありながら、ひめさゆり訪問マッサージにご縁をいただいた患者さんたち。その患者さんたちの想いを、お給料としていただいている。本当に有り難い。この想いにちゃんと応えていきたい!という想いで、毎回有り難くお給料をいただいています。

    それは、自分が施術者として働かせていただくようになり、現場で患者さんと接して色々な想いに触れたり、人生背景を聞かせていただいたり、直接生の声を聞かせていただけていることと、私はまだキャリアは短いですが、お金をいただくことは簡単ではない、ということを経験させていただけているからです。

    また、私の両親が患者さんたちと同世代なので、両親と一緒にいると、甘えから、ついかわいげの無い発言をしてしまったりするのは半生ですが(汗)、働いていた現役時代も、今でも、最善を尽くして家族のためによくやってくれている両親に、尊敬と感謝の想いが沸きます。

    3年前に出会った本に書かれていた、私のお金の価値観が変わった、古市佳央さんの言葉があります。「世界のお金は私のもの。私のお金は世界のもの。」という言葉です。今までなかった考え方だったので、衝撃を受けました。

    そして、「そうか。お金は自分で囲うものではなく、世界を回すものなんだ。自分が使わなければ、お金は世界を回らないし、回らなければ、自分の元へも来ない。それに、日本で、世界で、お金を回してくれている人たちがいるから、私も助けられている。だったら私も、無駄遣いではなく、自分がお金を有効に使うことで、誰かを支える貢献をさせていただこう。」と、捕らえられるようになりました。

    昔から「苦労は買ってでもしろ。」ということが言われています。苦労をしなければ成長は無いと思いますし、苦痛や苦難を知ることで、同じような苦しみを味わっている人の気持ちも理解出来る。またお金は、自分が仕事に対して、生き方に対して、どう関わってきたか?の結果、後から付いてくるものと思っています。

    いずれにしても、お金も苦労も、人間には必要なことです。葛藤することも多々ありますが、お金と苦労に感謝し、企業理念の「慈愛の追求」の質を上げていくため、これからも心身のスキルアップに励んでいきます!

    大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。

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