施術部の伊藤です。いつもスタッフブログをお読みいただきありがとうございます。
今年旦那さんが永眠され、その影響か、認知症初期段階にある、患者Kさんの施術を担当させてもらうようになってから数ヶ月になります。
Kさんは、普段積極的にお話をする方ではないので、いつも会話の話題をどうしたらいいか考えます。先日、ふと「そういえば、以前Kさんがお孫さんのことを話していたなぁ。」と思い出し、「Kさんは、お孫さんは何人いるんですか?」と聞いてみました。
そこからKさんは、お孫さんの話を、時折笑顔になりながら、とても楽しそうにしてくれました。お孫さんの夢や、小さかった頃の話をしながら、「あの頃は可愛かったなぁ(^^)」と、Kさんはお孫さんのことが本当に大好きなんだなぁと感じるくらい、生き生きと沢山話しをしてくれました。
普段は、そこまで生き生きとしたKさんを見ることがないので、思わぬところからKさんの上質世界を知ることが出来て、何だか嬉しかったです(^^)。
【上質世界(クオリティ・ワールド)の定義 | 選択理論.jp―ウィリアム・グラッサー博士の提唱する、より良い人間関係を築くための心理学】
http://www.choicetheory.jp/words/%E4%B8%8A%E8%B3%AA%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%AF%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%EF%BD%A5%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89/
会話のスキルや引き出し作りは、まだまだこれからです。こういった一つ一つの経験も、スキルアップや引き出し増やしの糧にしていきます。そして、患者さんたちの上質世界を一つでも多く見つけて、喜び笑顔が増えていく関わりをし、寄り添いや慈愛の追求の向上をしていきます(^^)。
大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。