皆さん、いつもご覧いただきありがとうございます。鴫原です。
昨日、訪問した患者のSさん宅でとても嬉しい報告を頂きました。
ちょうど1年前にマッサージを開始されたSさん。腰椎化膿性脊椎炎、腸腰筋膿瘍の既往がある方です。また慢性腎不全で透析もされています。
マッサージを開始した当初はトイレに這って行くこともあったり、透析から帰ってきたときに痛さでベッドまで行けず、廊下に横になってしまうこともあったようです。それくらい腰殿部や下肢がお辛い状態でした。
しかし、先日一人で杖をつきながら5分くらいの散歩をされたとご家族様から報告をいただき驚きました。1年以上ぶりだったそうです。
最初はマッサージだけでの治療でしたが、開始から3,4ヶ月経った時、病院の先生から運動した方がいいと言われたそうです。「運動もしてくれるのかい?」とご家族からご質問頂き、以降、私たちも機能訓練で運動サポートをさせて頂くことになりました。
私たちは、マッサージで筋肉の緊張を緩和させたのち、腰殿部、腹部、下肢の機能訓練を行うサポートをしてきました。
ご家族様やご本人からも、「マッサージ始めてから介護が少し楽になったよ。」「今日は杖をつかずにトイレに行けました。」などの嬉しい声を頂けていました。
ただ、今回の「一人で外を散歩できた」という、ここまでこれたのは、Sさんの努力の賜物ですし、ご家族の方の支援があってこそです。
Sさんはご自身でも、チューブを使ったストレッチやベッドの周りを歩く、足踏みをする、透析中にペダルこぎをしたりといった運動を自主的にもされているくらい努力家です。
Sさんのお体の状態に、大変嬉しく美都子先生と一緒に喜びました。
引き続き、マッサージと機能訓練でサポートしていき、SさんのQOLの向上に繋げていきます(^^)!!
それが、ひめさゆりの掲げる命の尊厳に繋がっていくと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ps.
Sさんの今後の目標は車の運転をすることだそうです。