施術部の伊藤です。いつもスタッフブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は、独居で週1回施術を行っている、80代患者Tさんの施術に伺った時のエピソードです。
Tさんは、主に腰殿部、下肢を痛めていて、増悪と緩解を繰り返しています。その日は「また左のお尻が痛くなったんだ。」と、お話がありました。
Tさんの施術を行なっていると、「わぁ、通る。通るー。あー、効くー、気持ちいい。効くわぁ。」と、感動されて喜んでくださいます。そして不意にTさんが、「何で痛くなるんだろう。」とおっしゃいました。なので、身体は悪化と緩解をくり返すこと、その日は少し肌寒さがあったので、お天気も体に影響があることを伝えると、「あー、そっかぁ。天気かぁ。私が電気代ケチってるから悪いんだね。寒かったら遠慮しないでコタツに入ればいいんだ。」と言いました。そのお話から、節約に気をつけて生活されているご様子が伝わってきました。
施術終了後、達ちゃんが集金についてお伝えすると、「集金?分かりました。生活費は息子に預けているけど、年金は私のお金だから、赤字にならないように、赤字にならないようにって、ケチってるんだよね。それで支払いも出来ているから、やりたいマッサージが出来るんだよね。」と、マッサージへの想いを話してくださいました。
毎月、給与をいただく際、院長から毎回「このお給料のお金は、患者さんからの感謝と、私たちへの期待です。」というお言葉をいただきます。患者さんたちから集金をさせていただく時は、いつもそのことを思い出し、感謝の思いでお金をお預かりするようにしています。
でも今回、Tさんのマッサージへの想いを直接聴かせていただき、そこまでして私たちひめさゆり訪問マッサージを利用してくださっているのかと、強く心を打たれました。本当に有り難いことです。そして、患者さんたちの期待に応えられるような成長をしたい!という意欲を後押しされました。
これからも、患者さんたちの願望を叶えるために、患者さんたちの生き生きとした喜び笑顔が増えますように、感謝と真心で慈愛の追求をしていきます!
大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。