ドライバー部門の田村です。
毎年、暑い夏の季節を迎える頃に、赤や白色の綺麗な花を付けたサルスベリの木をあちこちで見かけます。我が家にも、郡山に引っ越して来た時に、妻がご近所の方から頂いた百日紅の苗木が大きくなって、花を付けるまでになっています。
私が育った田舎では見た記憶がありませんでしたが、市内では凄く沢山見かけるので、気になって庭木図鑑「植木ペディア」で少し調べてみました。
“サルスベリは、ミソハギ科サルスベリ属の落葉高木で、中国南部が原産です。日本には江戸時代に渡来したと言われています。明るく丸い葉っぱや、つやのある白い幹が美しく、和にも洋にも合うお庭のシンボルツリーとしてもよく見られます。サルスベリの樹皮は2㎜ほどと薄く、毎年剥がれ落ち、滑らかな幹となります。樹皮が剥がれ落ちた部分は灰褐色や茶色、薄緑色などとまだらになり、その模様が美しく、冬でも観賞用の樹木として楽しむことができます。
花は7~9月に新しい枝の先端につきます。花の色は濃いピンクや薄いピンク、白があります。花色も鮮やかで明るく、真夏の暑い日にも負けずに咲いて、目を楽しませてくれます。
原産地の中国では、花が咲く期間が100日ほどと長いことに由来して「百日紅(ひゃくにちこう)」という名前がついています。英名の「Crape myrtle」はちりめん(crape)のようなマートル(ギンバイカ)に似た花という意味からつけられています。また和名の「サルスベリ」は幹がつるつると滑らかで、サルも滑って登りづらいという意味からつけられました。”
日本のように花ではなく幹に注目して名前がつけられるのは珍しく、日本人の感性の豊かさが表れているようですね。
毎年、暑い夏を綺麗な花で長いあいだ癒してくれる「サルスベリ」に感謝です。まだまだ暑い日が続きますが、熱中症対策を十分に行い、自然を楽しみながら過ごしてまいります。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。