いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。
担当している患者さんが突然泣いていまいました。この方は施設に入所していて、3年ほど前から担当しています。年々認知症の症状が進行しているものの、とても明るい方です。いつも来るのを楽しみに待っていて、わたしの顔を見ると「あら、先生今日も来てくださったの?」と笑顔で挨拶してくださいます。
しかし昨日は、部屋に入るなり、突然泣き出してしまいました。「あらら、どうしたのですか?」と尋ねると、「だってね、先生があまりにも優し過ぎるから、それで感動してしまって、涙がこみ上げてきちゃったの。私ダメね、先生の前でこんな姿見せたら、先生に呆れられちゃうわね。」と、一生懸命涙をぬぐっていました。その姿がとても印象的で、ご縁をとおして命のケアをさせてもらっているという実感が湧きました。
この方のように、いつも待っている患者さんへ喜びと感動を与えるため、また、これから担当する患者さんへ感動と喜びを与えるために、治療家としてとことん成長を求めていきます。そして、成長を求める治療家を育成していきます。
ご縁に感謝いたします。