施術部の伊藤です。
昨日、歌が大好きなMさんのマッサージに伺わせていただいたのですが、私は時々歌のリクエストをするようにしています。
理由は、声を出すことは声帯を使うだけでなく、呼吸筋や呼吸補助筋を使うので、身体機能の維持にも効果的だからです。
そして、ADL(人の日常生活動作)の維持にも繋がるからです。もう一つは、好きなことをすると「嬉しい!楽しい!」という気持ちが高まり、良い刺激となって、心のケアにも繋がるからです。
施術をしながらMさんに、「Mさんにお願いがあるんです。滝桜を歌ってもらってもいいですか?」とお願いをすると、
「ため息一つ~、ていう歌かい?」
「はい、そうですそうです。」
「つくたびに~、ていう歌でいいの?」
「はい、そうです。」
と、歌の一節を歌いながらのやり取りがあり、Mさんの歌の本番がスタート(笑)。情感を込めて歌い切ってくれました(^^)
Mさんは80代とは思えないような素敵な歌声で、声量もしっかり出ているので、歌い終わった後に、「ぜひ、のど自慢に出て欲しいです!」とお伝えすると、「あらぁ、恥ずかしい!」と照れ笑いをされていました(^^)
Mさんが歌ってくださった歌は、「滝桜・・・千年の恋」という曲で、Mさんが教えてくださったのですが、弦哲也先生が三春の滝桜に直接足を運び、滝桜の下で作られた曲だそうです。
美桜かな子 滝桜・・・千年の恋 – YouTube
https://m.youtube.com/watch?v=NPWJCbfW-8Q
私は更に、「他に好きな歌はあるんですか?」と聞いてみると、「曲の名前は忘れちゃったんだけど」と言って、もう一曲歌ってくださいました。Mさんは、嬉しそうに、楽しそうに、「私は歌が好きだから、独唱もしたことがあるんですよ。歌は癒されますね。」と話してくださいました。Mさんも楽しんでくださって、私たちもMさんの素敵な歌声に癒されました。Mさんに感謝です(^^)
患者さんの心身のケアを効果的に支援出来るように、これからも効果的な方法を工夫し、慈愛の追求を実践していきます。
大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。