ドン、ドン、パン、パン、ドン、パンパン! | ひめさゆり訪問マッサージ

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  • ブログ2021.06.19

    施術部の伊藤です。いつもスタッフブログをお読みいただき、ありがとうございます。
    2日前にあった出来事です。

    5月のGW開けに同じ患者さんの記事を書かせていただきましたが、認知症で施設に入所をしていて、コロナ感染予防で一時的に出入り制限の期間があり、出入り制限が開けて施術再開になってから、今はほとんど話せなくなってしまったMさんが、約1年振りに突然「嬉しい♪嬉しい♪嬉しいよ♪」としゃべってくれた、という記事を書かせていただきました。今回はその続編のようなエピソードです。嬉しいことに、GW開け以来、Mさんはたまに声を出したり、しゃべったりしてくれるようになりました。先週も突然、メモを取っていた達ちゃんを見ながら、「何でもいいから書いてくんち(書いてちょうだい)。」としゃべったのです!
    達ちゃんも驚きながら、一生懸命ひめさゆりの花などのイラストを書いてくれていたようですが、それらのイラストには無反応だったみたいです(苦笑)。しかしその後、「ドン、ドン、パン、パン、ドン、パンパン!」と突然言ってくれたのです!しかも10回ぐらい言ってくれました。

    なので今回の訪問での挨拶の時に、「とっても楽しかったから、良かったらまた聞かせてくださいね。」と伝えたところ、ゆっくりコクンと頷いてくれました。普段は無反応なことが多いので、この反応も嬉しかったです。
    その後、下肢の施術をしていると、Mさんが再び何かモゴモゴとしゃべり出しました。そして何と!「ドン、ドン、パン、パン、ドン、パンパン!」と、リクエストに応えてくれたのです!まさかこんなに早く応えてくれるとは思わなかったので、とっても感動しました!本当に嬉しかったです(^^)
    Mさん!本当にありがとうございます(^^)

    「認知症の人はちゃんと分かっているから、普通に話しかけてあげることが大事だよ。」という、院長の教えを実践し続けて、認知症のMさんが約1年振りにしゃべってくれてから、ちゃんと応えてくれたことが嬉しくて、今まで以上に、毎回もMさんに私の嬉しい気持ちと感謝を素直にお伝えしています。そしたら今回は、すぐにMさんが私のリクエストに応えてくれました。Mさん、本当に素晴らしい。Mさんとの繋がり感がとても嬉しいです。

    Mさんとの関わりを通して、認知症の方は、Mさんのようにしゃべることが難しくなり、意思の疎通がキャッチボールのように出来なくても、本当に分かっているんだなと感じます。そのことを教えてくれるMさんに心から感謝です。
    これからも、認知症の有無に関わらず、患者さんを尊び、存在を大切にする関わり合いをしていきます。

    大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。

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