大切な愛の話 | ひめさゆり訪問マッサージ

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  • ブログ2021.06.30

    施術部の伊藤です。いつもスタッフブログをお読みいただきありがとうございます。

    以前、ブログの中で、私が致知出版社のメルマガを読んで(聴いて)いることを載せていたことがありますが、今回も致知出版社の人間力メルマガで、「大切な愛の話」という興味深い表題のメルマガが届き、大切なことだなと思ったので共有させていただくことにしました。
    以下、メルマガの内容です。

    ●和歌山県田辺市の閑静な住宅街に開かれた坂本助産所。ここで、4,000人を超える赤ちゃんを取り上げてきたのが94歳(掲載当時)の現役助産師・坂本フジヱさんです。約70年に及ぶご体験を踏まえて、よい子が育つ秘訣を伺いました。

    ――(よい子育てのために)具体的にはお母さんはどうすればいいのでしょうか。

    〈坂本〉
    何も難しく考える必要はなくて、赤ちゃんを抱いて抱いて、ひたすら抱きしめて、徹底的に可愛がってあげる。与えて与えて、与えきって構わないんです。そうすれば、素直ないい子に育ちますよ。特に最初の3か月までは盲目の愛でいいんです。

    ところが最近のお母さん方は昔に比べて大学とか短大まで進んで教育を受けるようになったでしょう。そういう人たちが赤ちゃんを育てると、物言わぬゼロ歳児は何も分からないと思って、自分の考え方や価値観というものを押しつける。実はそれが赤ちゃんが理不尽に堪えているんですよ。

    ――最近はゼロ歳児を対象にした教材もかなりありますね。

    〈坂本〉
    ゼロ歳児には道徳の観念や躾は無用だし、親の欲目で早くから教育しようなんていう考えは1つもいらないんです。それよりも1年間は徹底的に大事に大事に育ててあげる。

    そうして1年経ったら、いろんなことに耐えられるようになるから、教えるのはそれからでいい。逆にゼロ歳児のうちにあやふやな養い方をすると、その後遺症が一生続いていくんです。どうなるかというと、自己を肯定する感情が育たなくなる。だから母親とゼロ歳児の赤ちゃんとの間には、他の人に首を突っ込ませるなということなんです。

    ――自分のことが好きではない子供が増えているといいますね。

    〈坂本〉
    本当の愛情をもらった子供たちは、母親との間に原信頼関係というのができてくるんです。そして次に自尊、つまり自分を尊ぶ感情が生まれてくる。「自分はお母さんが思ってくれているような大切な人間なんだ」と自覚できるようになると、今度は自分を大切にするだけではなく、人も大切だということを自然に学んでいくというわけです。

    つまり母親との原信頼関係が強固に構築されれば、それをベースに父親も見る、おじいちゃんおばあちゃんも見る、周囲の人たちも見る、というように社会に広がっていく心というものが育まれていくんですよ。

    (※本記事は月刊『致知』2014年12月号 連載「生涯現役」より一部抜粋したものです)

    メルマガの記事は以上になります。皆さんはどう感じたでしょうか?
    この記事では、助産師・坂本フジヱさんという方が、赤ちゃんの育て方について話されている内容になっていますが、私は「赤ちゃん」だけに限らず、社会や組織の中で関わっていく、学校で言うなら先生と生徒、会社で言うなら上司と部下、同僚、取り引き先、顧客、協力してくださる方との関係など、色々な人と関わる人間関係にも当てはまるなぁと感じました。

    もちろん、源には「母から愛されている」、「両親から愛されている」という自覚がある、ということが土台になると思いますが、このメルマガのタイトルにもある「大切な愛」という部分が、自分に対しても「自己愛」という意味で大切になりますし、良好な人間関係を築くためにも「愛を持って接する」というのは、この世で一番大切なことだと感じます。

    冒頭のインタビュアーの方の質問で、「(よい子育てのために)具体的にお母さんはどうすればいいのでしょうか。」とありますが、私はここを「(良い人間関係形成のために)具体的に自分はどうすればいいのでしょうか。」と目的と主語を変えてみました。

    質問の答えで坂本さんが「何も難しく考える必要はなくて、赤ちゃんを抱いて抱いて、ひたすら抱きしめて、徹底的に可愛がってあげる。与えて与えて、与えきって構わないんです。そうすれば、素直ないい子に育ちますよ。特に最初の3か月までは盲目の愛でいいんです。」と答えているところを、

    「何も難しく考える必要はなくて、自分を抱いて抱いて、ひたすら抱きしめて、徹底的に可愛がってあげる。与えて与えて、与えきって構わないんです。そうすれば、素直ないい自分に育ちますよ。特に最初の3か月までは盲目の愛でいいんです。」

    のように、主語を「赤ちゃん」から「自分」に変えてみました。
    するとどうでしょう。まさに「自己愛の形成」に繋がる答えだなと思いました。

    最後の坂本さんの答えも、以下のように主語を変えてみました。
    「本当の愛情をもらった自分は、自分との間に原信頼関係というのができてくるんです。そして次に自尊、つまり自分を尊ぶ感情が生まれてくる。「自分自分が思ってくれているような大切な人間なんだ」と自覚できるようになると、今度は自分を大切にするだけではなく、人も大切だということを自然に学んでいくというわけです。つまり自分との信頼関係が強固に構築されれば、それをベースに父親も見る、おじいちゃんおばあちゃんも見る、周囲の人たちも見る、というように社会に広がっていく心というものが育まれていくんですよ。」

    このように、主語を置き換えて見つめ直した時、ひめさゆりの企業理念である「慈愛の追求」に繋がると思いました。私は、このブログを読んでくださっている皆さん一人一人の存在が大切なので、是非皆さん一人一人にも慈愛をお届けしたいと思って書いています。そして皆さんお一人お一人が自分に慈愛を掛けて、さらに自分を大切にしていただきたいと思っています。何故なら、貴方という存在が大切だからです。そして、貴方にしか出来ない使命が必ずあります。

    ちょっと熱く語ってしまいましたが、私も自分の自己愛にもっと磨きを掛け、チームひめさゆりのメンバーとして慈愛の追求をし、患者さんにも地域社会にも貢献するべく、これからも誠意と真心で尽力していきます。

    大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。

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