鼻歌さん!? | ひめさゆり訪問マッサージ

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  • ブログ2021.07.31

    施術部の伊藤です。いつもスタッフブログをお読みいただきありがとうございます。

    先日、Tさんの施術に伺った時のお話です。Tさんは90代で要支援2の介護認定を受けています。6月に台所で滑って転倒してしまい、その時に尾骨を打撲し約一ヶ月ほど疼痛が続き、歩行や姿勢保持、体位変換などがままならない状態が続いていました。7月になってようやく殿部の痛みが緩和してきましたが、2週目に入り今度は左股関節と内転筋(内もも)が痛いということになり、3週目には押し車を借りるような状態になってしまいました。

    問診をすると、痛みのきっかけになることは特に何もしていないということでした。触察させてもらった私の見立てでは、腫脹は見られず炎症反応はなかったこと、また、内転筋の筋緊張がかなり強かったのと、股関節周囲も凝りが強い状態だったので、「筋肉痛」だと思いました。筋肉痛は結構痛いので、90代で筋力体力が低下している方にとっては、かなり辛かったと思います。

    内転筋は、転倒予防に重要な筋の一つなので、Tさんはお尻の痛みが良くなり、近所のスーパーにも買い物に行くこともあったそうなので、おそらく転ばないように気をつけて歩いていた疲労が蓄積して、筋肉痛になったのではないかと思いました。Tさんを介護しているお孫さんが心配されていたので、お孫さんにも私の見立てを説明すると、お孫さんは納得されて「あ~、そうかもしれないですね。安心しました。」と言ってくださいました。

    7月2週目の疼痛の訴えがあった時は、Tさんの気持ちが乗らなかったので、あえて左股関節周囲と内転筋の施術は行わず、様子を見ました。3週目は更に疼痛がひどくなっていて、内転筋の筋緊張も硬さが増していたので、これはやっぱりほぐしたほうがいいと判断ししっかりほぐしました。

    そして今週、ご自宅に伺うとお孫さんがいてくださり、嬉しそうに「お陰様で祖母の内転筋の痛みが大分良くなりました。」と言ってくださいました。Tさんも笑顔が戻り、声も明るくなっていたので安心しました。状態を確認すると、Tさんの左股関節と内転筋の状態は、一番ひどい時の痛みを10とすると2ぐらいまで回復していました。帰り際に、お孫さんから、「病院では色々聞いても腑に落ちなかったのですが、鼻歌さんの見立てが一番しっくりきました。良かったです。ありがとうございました。」と言われ、「ん?鼻歌さん?」と思いましたが、どうもうちの会社の名前「ひめさゆり訪問マッサージ」が「鼻歌」に変わってしまったみたいです(笑)。「鼻歌」に変わるほど喜びを伝えてくださったお孫さん、ありがとうございます!私もとても嬉しいです(^^)

    ひめさゆり訪問マッサージは、これからも皆さんに喜んでいただける安心と、笑顔が増えていく真心をお届けしていきます。

    大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。

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