学びの心 | ひめさゆり訪問マッサージ

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  • ブログ2021.09.28

    施術部の伊藤です。いつもスタッフブログをお読みいただきありがとうございます。

    昨日、施設入所しているAさんの施術に伺いました。その時にAさんがお話ししてくださったことに感動しました。

    9月26日(日曜日)はAさんのお誕生日で、その日に施設で敬老会が開かれたそうです。同日、9月が誕生月の他利用者さんたちも一緒にお誕生日会をしたそうなのですが、お誕生日プレゼントとして、施設長が手作りの水羊羹を作って、みんなで分け合う形でプレゼントしてくれたそうです。

    Aさんは、「私は何の一芸もないので、歌歌ったり踊り踊ったり出来ないから駄目なんです。でも、施設長が仕事から帰ってきてから、私たちへのプレゼントに水羊羹を作ってくれたんだから、私もただもらうだけじゃなくて、施設長みたいにやれば、歌ったり踊ったり出来る、そう!やれば出来るんだ、ということを学ばせていただきました。」と、おっしゃったのです。その前向きな学びの心にとても感動しました。

    Aさんは、難病指定のパーキンソン病と、レビー小体型認知症を認知症を持病に持つ患者さんです。どちらの病気も進行性の病気で、認知症の方も徐々に進んでいて、新しいことを覚えられなかったり、思い出せなかったりすることもあり、Aさんご自身も自覚されています。なので、普段はご自身を駄目出ししてしまうことも多いのですが、そのような苦しい中でも、このような前向きなことを話してくれたことにとても感動しました。

    Aさんから、「自分をどう生かすか」ということを教えていただきました。そして、励ましをいただいたことに大感謝です。
    素晴らしい人生の先輩に恵まれ、私は幸せ者です。本当にありがとうございます。
    この恩返しをするためにも、患者さんからいただいた愛を自分磨きに生かし、益々「慈愛の追求」をしていきます。

    大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。

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