施術部の伊藤です。いつもスタッフブログをお読みいただきありがとうございます。
私たちは患者さんの施術が終わって失礼する際、院長に習い、ご挨拶の時に「今日も元気にお過ごしください。」と伝えています。
昨日、Kさんの施術が終わって玄関先でそのご挨拶を言おうとした時に、何と!Kさんのほうから先に「今日も元気に過ごします!」と言ってくれたのです。他の患者さんにも同じ言葉掛けをしているのですが、患者さんのほうから言ってくださったのは初めてだったので驚きました。とっても嬉しかったです。そして、本当に有り難かったです。
Kさんは、軽度脳梗塞の後遺症で、特に上肢下肢に筋緊張と疼痛が見られます。なので、天候の寒暖差や気圧の変化などがあると、体が重くなり、機能訓練の動作がきつくなる傾向が見られます。
今週は天候の寒暖差があり、Kさんの機能訓練の動作がきつそうで、ご自身も「きついです(笑)。」と言うほどでした。そのこともあったからだったのか、もしかするとKさんはご自身に元気を与えるために宣言したのかもしれません。でもKさんのようにプラスの宣言をすることは、自分を本質から生かす最も効果的な方法です。健康に関しても同様です。Kさんはそこまで思っていたわけでは無いかもしれませんが、常に実践してその姿を見せてくださるKさんを心から尊敬します。
私たち施術者は、患者さんが持つ、眠っている自然治癒力のスイッチを入れるお手伝いをすることが最大限出来ることなので、治すのは私たちではなく、実は患者さん自身になります。「病は気から」という言葉が一番分かりやすいかもしれません。
Kさんのように、自分で自分を生かす患者さんが増えて、益々元気で素敵な笑顔が増えるよう、私も自分磨きをしながら、これからも、慈愛から患者さんの心身のサポートをしていきます。
大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。