皆さんいつもご覧いただきありがとうございます。鴫原です。
施設入所しているNさんとのお話しです。
Nさんは脳梗塞の影響で失語症があります。日常会話の理解はできていますが、伝えたい言葉が出てこず、「わかんなくなっちゃった」ということが多いです。
ご家族やケアマネさんから、会話も通しながら気分を上げて欲しいご希望があり、試行錯誤しながらもコミュニケーションをとっています。
キーパーソンの姪っ子さんから、Nさんの事を色々伺うとワンちゃんを飼っていたとお話がありました。
先日Nさんにワンちゃんの話題を出してみてコミュニケーションを図りました。
すると顔色がパッと明るくなったのがわかりました。
どんなワンちゃんだったのかを聞いていくと、「大きくはない」「白と黒と茶」「短足」とのこと。
ダックスフントかなぁと思いスマホで画像を出してみると、頷いてはくださったけど、なんとなく違うような印象。
その日は時間が来たのでそこまででした。
また別な日に伺った時は、コーギーかも!と思ったので、スマホで調べた画像を見せると、うんうんと頷かれました。
テンションが上がったのを感じ取れました。
しかも、犬種の名前も「コーギーだっけ?」とNさんの口から出てきました!
短い足がかわいいようです^_^
また美都子先生がワンちゃんの名前を聞いてくれたとき、違う名前を答えていましたが、Nさんが違うと気づき訂正しました。
「チビだと思うな…………あれ…違うな……ハナか!」
と言った具合です。
本当の名前は姪っ子さんから伺っていたので、しっかりとハナちゃんの名前が出てきたときは感動しました。
Nさん素敵です(^^)
ハナちゃんの話題をまたしながら、Nさんの気分があがるように心と体のケアに努めます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
施術部の伊藤です。いつもスタッフブログをお読みいただきありがとうございます。
先日、80代患者Hさんの施術に伺った際、こんなことがありました。Hさんは狭心症があり、下腿部(ふくらはぎ)の浮腫があります。下肢の痛みと浮腫を良くしたい、との依頼があり、現在平日に施術を行なっています。
先日お邪魔をすると、玄関先で、担当ケアマネさんがカレンダーに書き込んでくれた訪問看護の予定を、訪問マッサージの予定が土曜日に変わったのかと混乱していました。それに加えて、Hさんが通院した時に、下腿部の浮腫と痛みが気になることを医師に話したそうです。すると、医師から詳細な説明が何もなく、突然薬局に行って弾性ストッキングを買って履いてくださいと言われたことにも混乱したようです。だからマッサージはしないほうがいいのかと思い、誰にも相談できないでいたと、かなり困惑されていました。Hさんの話を傾聴して、何とかマッサージはしても大丈夫ということを分かっていただき、ようやく施術を行いました。
施術をしながら、Hさんの下腿部が浮腫んでしまうのは、狭心症という病気が原因になっていること、狭心症があるので、浮腫は完全に治るものではなく、毎日体調が変わるように、増悪と緩解を繰り返すこと、マッサージは、浮腫や痛みがこれ以上ひどくならないように、維持していくために行うものであること、弾性ストッキングも履いたからといって浮腫が治るものではなく、効果は一時的な対処法であること、などを丁寧に説明しました。
すると、やっと理解が出来たようで、「そういうことだったんですね。病院では何も話してもらえなかったから不安だったけど、安心しました。やっぱり専門の人に言ってもらえると安心します。」と、不安から解放されたようでした。
それから、腰殿部、下肢の痛みについて、「心臓が悪いから痛くなるんですか?」と質問があったので、「狭心症があるからお尻や脚が痛くなるというよりは、疲れからくる痛みじゃないかなと思います。」と答えると、「あー、そうだ。その通りですね。心配するとジッと休んでいられなくて、色々動き回るので。」と、納得されていました。
不安から解放されたことも手伝ってか、終了後、「やっぱりマッサージすると、痛くても気持ち良くてスッキリします。」と、喜びと笑顔をいただきました(^^)。
患者さんに安心を与えることも、私たちの大事な仕事です。これからも患者さんたちに安心安全を届けられるよう、自己研鑽に励んでいきます。
大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。
いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。
ここ数日は、5月とは思えないような暑さですね。各地で30度を超え、場所によっては35度を上回ったところもあります。こんなときは、熱中症の発症リスクが高くなります。
最近の気候は、極端に寒かったり、極端に暑くなったりと、体にとっては厳しい気候となっていますので、どのように体調を管理すればよいのか迷ってしまいますね。
まず、大切なことは、「暑熱順化」について知ることです。
暑熱順化とは、その言葉通り、「体が暑さに慣れることです。」暑い日が続くと、体は次第に暑さに慣れて(暑熱順化)、暑さに強くなります。 暑熱順化が出来ていないときには、体に熱がこもってしまいやすくなります。逆に暑熱順化が出来ている状態では、暑ければしっかりと発汗が起き、体に溜まった熱を放出してくれます。
暑熱順化を促進するのに効果的な対策は、適度な運動や入浴などで汗をかきやすい体をつくることです。屋外では、ウォーキングやジョギング。屋内では、ストレッチや入浴が良いでしょう。
代謝を上げ、汗をかきやすい体づくりで、暑熱順化を促進し、熱中症を予防していきましょう。また、運動や入浴後は、しっかりと水分、塩分、ミネラル補給も十分に行いましょう。
発汗することは、健康を保つうえでとても大切なことです。新陳代謝を高めることで、病気になりにくい体づくりにもつながります。今から体を整え、これからの季節に順応できる体づくりを心がけていきましょう。
ありがとうございました。
皆さんいつもご覧いただきありがとうございます。鴫原です。
先週お伺いした患者のMさんにまた新たな趣味があることがわかりました。
何かというと「俳句」です。
牡丹の写真を見せてから話が弾み、Mさんが「私はね牡丹の俳句作ったんだよ。俳句大会の作品集に載ってるんだ。」と作品集を見せてくださいました。
人生経験豊富ならではの表現で、まだまだひよっこの私には出てきそうもない言葉が印象の句だったなぁと思いました。
他にもノートにも書いてると仰るので、それも見せていただきました。
開いてみてびっくりでした!
なんと1冊まるまる俳句でびっしり!!
数えたら一つのページに15句あり、ノート枚数が50枚のようだったので、単純計算で750句も書いてあったのです。
それだけ思いつくのがすごいと思いますし、継続する力も脱帽です。
そのノートから「コツコツ」ということを教わったような気がしました。
それにしても、貴重なものを見せていただけありがたかったです。Mさんありがとうございます。
ぜひこれからも俳句を続けて欲しいと思います^_^
最後まで読んでいただきありがとうございました。
施術部の伊藤です。いつもスタッフブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は、独居で週1回施術を行っている、80代患者Tさんの施術に伺った時のエピソードです。
Tさんは、主に腰殿部、下肢を痛めていて、増悪と緩解を繰り返しています。その日は「また左のお尻が痛くなったんだ。」と、お話がありました。
Tさんの施術を行なっていると、「わぁ、通る。通るー。あー、効くー、気持ちいい。効くわぁ。」と、感動されて喜んでくださいます。そして不意にTさんが、「何で痛くなるんだろう。」とおっしゃいました。なので、身体は悪化と緩解をくり返すこと、その日は少し肌寒さがあったので、お天気も体に影響があることを伝えると、「あー、そっかぁ。天気かぁ。私が電気代ケチってるから悪いんだね。寒かったら遠慮しないでコタツに入ればいいんだ。」と言いました。そのお話から、節約に気をつけて生活されているご様子が伝わってきました。
施術終了後、達ちゃんが集金についてお伝えすると、「集金?分かりました。生活費は息子に預けているけど、年金は私のお金だから、赤字にならないように、赤字にならないようにって、ケチってるんだよね。それで支払いも出来ているから、やりたいマッサージが出来るんだよね。」と、マッサージへの想いを話してくださいました。
毎月、給与をいただく際、院長から毎回「このお給料のお金は、患者さんからの感謝と、私たちへの期待です。」というお言葉をいただきます。患者さんたちから集金をさせていただく時は、いつもそのことを思い出し、感謝の思いでお金をお預かりするようにしています。
でも今回、Tさんのマッサージへの想いを直接聴かせていただき、そこまでして私たちひめさゆり訪問マッサージを利用してくださっているのかと、強く心を打たれました。本当に有り難いことです。そして、患者さんたちの期待に応えられるような成長をしたい!という意欲を後押しされました。
これからも、患者さんたちの願望を叶えるために、患者さんたちの生き生きとした喜び笑顔が増えますように、感謝と真心で慈愛の追求をしていきます!
大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。