いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。
4月号のニュースレターが完成しました。今月号は桜にちなんだ記事にしました。
真心込めて作りましたので、どうぞお楽しみください。
●おもて
・サクラの花をめでる
・編集後記
●うら
・ひめさゆり施術体験記
・季節の花だより:桜
・お花見グルメ日記
・今月の詠
順次お配りしていきますので、みなさんどうぞお楽しみに。これからもホッと一息つけたり、皆さんの健康にお役立ちの情報をお届けしていきます。
皆さんいつもご覧いただきありがとうございます。鴫原です。
このブログでもたびたび登場する、患者のTさん宅の愛猫、Tちゃんのお話です。
最近訪問していた時は必ずと言っていいほどいましたが、直近2〜3回の訪問の際、Tちゃんはお出かけしていたのか、いませんでした。
昨日訪問した時はTさんのそばで寝ていて、久しぶりにTちゃんと会った感覚でした。
Tちゃんはずっと喉をゴロゴロと鳴らしていて、寝ぼけ眼でたまに辺りを見るなどしていました。
私はTちゃんが目を開けたときに、ニコッとしながら挨拶がわりに手を振りました。
するとTちゃんは動いて、ご飯でも食べに行くのかと思いきや、私の膝の前に背中を向けてペタッとくっつき寝転がってきました。しかも、喉をゴロゴロと鳴らしたままです。
なんとなく、心が通った感覚を覚えました。
Tさんの施術を開始した3年前は、人見知りですぐ姿を隠したり逃げたりしていたTちゃんが、ここまで慣れてくれるとは思いもよらず、嬉しくなりました。
施術が終わるまでずっと、正座していた私の膝の前で寝転んでいました。
帰る時もこちらを見ながら、名残惜しそうに帰っちゃうの?みたいな目をしていました。
ただ、Tさんの1メートル以内にはいたので、Tさんを見守る忠犬ならぬ「忠猫」だなと思いました。
Tちゃんにもこのまま元気に長く、Tさんを見守っていて欲しいと思った出来事でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
P.S.
他の患者さん宅でもそうですが、ありがたいことに、私はどうやら動物に懐かれやすいようです(笑)
施術部の伊藤です。いつもスタッフブログをお読みいただきありがとうございます。
私が担当させていただいた患者さんお二人が、3月に天国へ旅立たれました。一人は男性のTさん(満89歳)。もう一人は女性のMさん(満80歳)でした。
Tさんは、胃癌で胃を全摘していました。Mさんは、胆嚢癌末期で腹水が溜まっており、主治医から春まで持たないかもしれないと、ご家族様が告知されていたそうです。Tさんは、筋力低下を改善したいとご希望があり、5月のお孫さんの結婚式に参加することを目標に、機能訓練を行なっていました。
12月から本施術が始まり、体力が段々落ちてきても、3月に入院になるまで、いつも機能訓練を頑張ってされていました。開始当初は短期間で筋力が上がり、立ち上がりがスムーズになったのが凄かったです。娘さんも喜んでくださっていました。
またある時は、「久し振りに駅前に行ってきたんです。」と、昔からお好きだったらしいお菓子屋さんに行って、ご自身でお菓子を買ってきたこともありました。
Mさんは、癌のことは知らされていなかったのですが、無料体験の際、マッサージを通してのご希望を伺った時、「ご飯が食べられるようになって、散歩が出来て、また洗濯を出来るようになりたい。」と話してくださいました。
3月初旬に本施術が始まりました。Mさんは傾眠傾向があって、施術を受けながら、夢を見ているのか、時々寝言のようなことを言ったり、手の指が動いていることもありました。
私たちが帰った後、娘さんがMさんにどんな夢を見ていたのか聞いてくださっていて、Mさんは、夢の中で洗濯をしていたそうです。私はそれを聞いた時、夢で見るほど洗濯がお好きで、元気になることを信じて、生きることを諦めていない、Mさんの懸命に生きている姿に心打たれました。ですがMさんは、3月半ばに体調が急変し、ほどなく天寿を全うされました。
そしてTさんも、娘さんから月末に連絡をいただき、「もう看取り段階になったので、このまま病院で看てもらう。お世話になりました」と、お話がありました。その2日後に、Tさんは天寿を全うされました。
Mさんの施術に伺っていた時、娘さんから、「母はマッサージを楽しみにしていて、『マッサージは明日なの?今日なの?』て言っています。」と、Mさんの喜びの声をいただきました。
Tさんは口数が少ない方でしたが、最後に娘さんから、「父は『マッサージの時間が楽しい』と言っていました。」と、お話がありました。
TさんとMさんに、晩年に私たちひめさゆりの訪問マッサージを快く使っていただけたことが分かり、安堵しました。誠心誠意、真心尽力出来て、本当に感謝です。
訪問マッサージのお仕事は、患者さんたちの大切な命の最後まで関わらせていただける、尊いお仕事です。そして患者さんたちから、命の尊さ、生き方の在り方を深く考えさせられ、そのような命の授業を受けさせてもらえるので、本当に有り難いお仕事です。
これからも自分を磨き、バディー力を高めて、患者さんたちの命が輝くように、最後まで喜びや幸せを感じていただけるように、慈愛を追求していきます。
大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。
いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。
今年は桜の開花が早く、また天候にも恵まれたお蔭で、長い期間桜を楽しむことができました。スマホで沢山写真を撮ることもできました。その撮った画像を患者さんに見せると、「うわぁ、綺麗だねぇ、素晴らしい桜だね。」「こんなに綺麗な写真を見せてくれてありがとう。」と、皆さん本当に喜んでくれます。
施設に入所している患者さんにも画像を見せたところ、「あらまぁ、本当に綺麗な桜だねぇ。」ととても喜んでくれました。更に、「今は外に出なくても、こうやって写真で見られるから有難いわ。本当にありがとうね。とても感動しましたよ。」と言いながら、目に涙を浮かべて喜んでくれました。
こんなに喜んでもらえて、心から嬉しい気持ちになりました。こうした感動をひとつずつ紡いでいき、患者さんの生きる希望になれたら幸いです。