施術部の伊藤です。いつもスタッフブログを読んでいただき、ありがとうございます。
ひめさゆりでは、「身につけたい7つの習慣」である、
①傾聴する。
②受容する(認める)。
③励ます。
④尊敬する。
⑤信頼する。
⑥支援する。
⑦意見の違いを交渉する。
ということを習慣付けるよう日々取り組んでいます。特に患者さんと接する時には「傾聴する」ということを大事にしています。
私は致知出版社のメルマガを読んでいる(全盲なので、正確には聞いている)のですが、致知のメルマガで傾聴に関する記事が届き、とても考えさせられる内容だったので以下にその内容を記載します。
『致知』の連載でお馴染みの鈴木秀子さんは、シスターとしてこれまで多くの悩める人たちの声に耳を傾けてこられました。
本日は傾聴の大切さについて、エピソードを交えつつ語られた5月号の連載「人生を照らす言葉」の一部をご紹介します。
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(鈴木)
日本のカトリック系大学で教鞭を執ったある神父の伝記に、こういうことが書かれてあります。この神父は、大勢のグループを相手に神様の話をしていました。するといつも最前列、中央の席に座って肯きながら熱心に聴いている高齢の女性の姿が目に留まりました。
神父はいつもその女性の姿に励まされるように講演をしていました。
ある時、講演会の主催者に「あの女性のおかげで私は話し続けることができました。あの方はどういう人なのですか」と質問したところ、「あの女性は全く耳が聞こえないんです。じっと顔を見ているだけなんですよ」という答えが返ってきて、神父は大変驚いたといいます。
その高齢の女性が手話を通して言うには「私は耳は聞こえないけれども、じっと相手の顔を見ていれば、その人が言っていることが真実かどうかがよく分かります。だから、神父さんの話を信じる気持ちになったんです」と。これを聞いた神父は「ああ、この女性の心の美しさによって自分の心もまた美しくされた」と心打たれたというのです。
私がかつてアメリカでアクティブ・リスニング(傾聴)の大切さを学んでいた時にも、似たような話がありました。講演の名手と呼ばれる男性がいて、ある人が「どうしてそんなに上手に話せるのですか」と質問しました。
彼はもともと話し下手で、人前でスピーチをすることは苦手でした。しかし、後ろの方でいつもこちらを見ながら熱心に聴いてくれている人がいることに気づいて、その人だけを意識して話をするうちに、いつしか話力が身についてきたのだと言います。そして彼もまた熱心に話に耳を傾けてくれていたその人が、耳が不自由であることを後で知るのです。
この2つの実話から分かるように、人の話を熱心に聴くことは、
その人の中の「本当に美しいもの」を引き出す不思議な力があります。
以上が、メルマガに記載されていた記事の内容になります。皆さんはどのように感じましたでしょうか。
私は最後の『人の話を熱心に聴くことは、その人の中の「ほんとうに美しいもの」を引き出す不思議な力があります。』という言葉にガツンと心を打たれました。この記事を読んで、自分が話す立場になっても、話を聴く立場になっても、「純粋に。誠実に。熱心に。」という心が、お相手の心を動かすんだと感じました。
記事の中に「彼はもともと話し下手で、人前でスピーチをすることは苦手でした。」という一文がありますが、私も子供の頃から、自分から話をするのが苦手で、今も、考え過ぎて本当に伝えたいことがうまく伝えきれない、なんてこともよくあります(苦笑)。
でもそれは、「どう言ったら伝わるかな…。どう話したら分かってもらえるかな…。」と伝える方法に意識を向けてしまい、「純粋に」が抜けてしまっているからなのか?と自己評価が起きました。自己評価するきっかけをいただけたこと有り難いです。
そしてそこにもう一つ。施術者は特に患者さんの心に寄り沿うことも大事になってきます。患者さんがお話をしてくださったことに傾聴をするのですが、辛いことや居たたまれない気持ちを話してくださった時に、「どう言葉がけをしたら寄り添えるだろうか…。」と考え過ぎて、うまく言葉掛けが出来なかったりもします(汗)。
こんな葛藤をしながら日々勉強です。今回自分が感じた「純粋に。誠実に。熱心に。」を初心に戻って、ここからまた第一歩を踏み出して実践します。
大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。
皆さんこんにちは。鴫原です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
先日、運転していた時に見た話です。
コンビニ近くの信号で停車していて、ふと歩道に目をやると、女性歩行者が落ちていたゴミを拾ったのです。
どうするのかなと気にしながら、しばらく見ていると、
なんと、コンビニのゴミ箱まで持って行って捨てていたのです。
路上に落ちているゴミを素手で特に躊躇なく掴み、ゴミ箱に持っていくってなかなかできる事じゃないよな、と思いました。その方の姿を見て、とても素敵だなぁと「相手を思いやる」の本質をそこに見たような気もします。
そして、ゴミ拾いももちろんですが、自分の運転をもう少し改めて優しく柔らかいものにしていこうと自己評価しました。こうしてみると、至るところに学びは転がってるのだなと気付かされます。
転がってるものはゴミではなく学び。
もっと感度や気づく力を高めていき自分の糧にできればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。毎日施術に伺うと、いろいろな笑顔と出会うことができます。
患者さんの笑顔
家族の笑顔
子どもの笑顔
赤ちゃんの笑顔
どれも皆素敵な笑顔ばかりです。施術を待っていて出迎えてくれた時の笑顔は、こぼれんばかりのそれで、訪問マッサージをやっていて一番に嬉しい笑顔です。こうして人様に笑顔を届け、笑顔を与え、笑顔を増やせる仕事に就けていることを誇りに思います。
当院のビジョンに「生きとし生ける全ての命の尊厳が守られる社会の実現」があります。
一つひとつの施術をとおし、笑顔の輪を大切に紡ぎ続けることで、大切な命の尊厳が守られると信じ、これからもひたむきに邁進してまいります。
施術部の伊藤です。いつもスタッフブログを読んでいただき、ありがとうございます。
昨日、施設に入所しているHさんの施術に行った時のことです。
ひめさゆりでは毎月ニュースレターを発行し、個人の患者さんや施設入所の患者さんにお届けしています。Hさんにも毎月ニュースレターをお届けしているのですが、今まではHさんからニュースレターの話題が出ることはありませんでした。
今回のトップ記事は「施術者誘導研修を実施」という記事で、ドライバーの田村さんと達っちゃんが、全盲の私を誘導する研修での体験や気づいたことなどが記載されています。
施術をしながら話をしていると、Hさんが突然思い出したように興奮して話し出しました。
「目が見えなくて食事するとか歩くのは大変だね!その身にならないと分からないよね。私は脚が悪いだけで見えてるんだし、一人では出来ないけど歩けてるんだから、先生は大変だよね…。先生がマッサージしてくれるのは大変なんだから有り難いね。」と、話してくださいました。まさかそんなことを言っていただけると思ってもいなかったので、大変な驚きと同時に、Hさんの優しさに胸がじわ~っとなって感動しました。
Hさんは24年前にくも膜下出血で歩行が困難になり歩行器を利用しながら日常生活を送っています。車椅子にはなりたくないからという思いで、マッサージと機能訓練を頑張っています。現在は90代になっていますが、その努力は本当に尊敬です。
麻痺がある脚に関節拘縮があり、痛みもあって思うように歩けない辛さがあるのに、私のことをそんなふうに思ってくださる温かさ。これこそが慈愛だと思いました。そして、「寄り沿い」の本質を教えていただきました。感謝が溢れます。こうして書いていても胸がじわ~っとなります。Hさんのような「寄り沿い」が出来る人間になりたいと思いました。そして改めて、皆さんのためにより高みを目指して施術スキルと心を磨いていくと決めました。Hさん、本当にありがとうございます。
これからも、人生の恩師である、ご縁ある患者さんたちに恩返しをしていきます。
大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。
ドライバー部門の田村です。
2回目のワクチンインターネット予約サイトで受け付けが出来ました、本当に長い3日間でした。先日、コロナワクチン集団接種を受けて6日が経ちましたが、おかげさまでは何も変化が無い状態です。左腕に打った所も2日間は押すと少し痛い程度でなにも問題はありませんでした。^_^
少しだけ当日の八山田会場(NBAホール)の様子をお話し致します。会場の前で待っている方々は緊張感漂う中で接種時間が来るのを待っていました。私も同じようにドキドキでした。係り方が来場された方々の名簿を一人ずつ確認されてました。予約時間の1分前より中に入るよう案内されて、中で受付け毎のセクションに進み、密にならない安心なレイアウトで10分ほどで接種が済みました。アナフィラキシーの確認の為にホールで15分待機しますが、そこには看護師の方2人が皆の体調などを見守って下さっていてとても安心できました。尚、当日持参する書類は以下です、お忘れなきようお願いします。
1,クーポン券
2,予診票(必要事項を記載の上)
3,身分証明書
4,薬を飲んでる方はお手帳
これでコロナウィルス感染から身を守り、周りの方々にも迷惑を掛けずに済むと思うと気が楽になりました。
勿論2回目の接種が残っていまが、ドライバーとして業務の遂行に専念できる態勢をつくって、安心、安全、迅速を施術者に提供して良質な車内空間をお届け致します。
最後までお読み下さりありがとうございました。