ドライバー部門の田村です。
先日、Mさんのお宅で施術に同席した時の話です。グリコの巨大キャラメルや美味しく珍しいお菓子等で、いつもおもてなして下さいます。今回も旬のかしわ餅をご馳走になりました。いつも本当にあたりがとうございます。
また、その時々に話して下さるお話しが、人生の大先輩としての経験からくるもので、生きる上で大切な在り方を学ばせていただいています。
今回は、部屋の上の方に「春風以接人」と書いてある額縁を指差しながら、「あの言葉何て読むか分かるかい、そしてその反対の言葉分かるかい?」と聞かれました。更にその意味する内容を分かりやすく教えてくださいました。
・春風接人(しゅんぷうせつじん)、秋霜自粛(しゅうそうじしゅく)
・「春風のようにさわやかに温かく他人に接し、自分には秋の霜のように厳しく慎みの心を持つ。」
という意味なのですが、自分は人と接する時に春風の様ななごやかさ、優しさで行動して居るだろうか? 全くと言って良いくらい考えていなかったと思いました。また秋霜が出来る寒い時期のように、自分の考えや行動を厳しく律しているだろうか?
この事に関しても、ついついあまり考えもせず、事なかれ主義を通していて、自分の事は棚上げして甘やかしていたな…と反省しました。今一度自分の考え方や行動を改めて、人と接する時の心構えを見直す気付きを教えて頂きました。自分磨きの始まりです。
こうして、何歳になっても学ばせてもらえること、そして、学ばせてもらえる環境に身を置いていることに、心から感謝の気持ちでいっぱいです。今回学んだ言葉を胸に、プロのドライバーとして気を引き締めて、安全、安心、迅速を届けられるよう職務を全うしていきます。
最後までお読み下さりありがとうございました。
皆さんこんにちは。鴫原です。
いつもご覧くださり、ありがとうございます!
とある患者さんYさんとの会話で、学校の話がでて、その時に素敵な言葉をいただきました。
「教育は誰もとっ返さない(教育は誰もとり返さない)」
です。
確かにと思いました。
モノではないので、自分が学んできた事は誰も奪えません。自分の血肉となっているから、もう、一生自分の財産です。
大学を卒業させてもらっている身としては、ありがたい言葉でした。
患者さんの年代の方たちは受けたくても、受けられない状況の方たちが多かったと思います。
Yさんも、「教育受けられていがったない(教育受けられてよかったね)」と仰っており、
謙遜しながら色々とお話して下さいました。
学力だけが教育ではなく、人生の大先輩からそのような言葉を頂ける事、それ自体が教育なのだと思います。
相手のことを思いやれることや考える力、想像力、ひいては人間力を高めていく事、それが教育の本質かと思えた出来事でした。
Yさんに感謝です。
これからも、皆さんから学び、実践して人間力を高めていければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
施術部の伊藤です。
GWの連休が明けたばかりの5月6日、認知症があり施設入所しているMさんの訪問マッサージに行きました。Mさんは去年の4月半ばぐらいまでは話が出来ていたのですが、コロナの感染拡大で施設への面会制限が掛かり、私たちも施術に入れなくなった期間が約2ヶ月ありました。ようやく再開しMさんに話し掛けると、頷く反応はあるのですが話をしなくなってしまいました。入社したばかりの頃、院長から「認知症の方は特徴としてエピソード記憶が消えてしまうけど、言われていることは分かっているから、どうせもう分からないから話さないではなく、普通に話していくことが大切だよ。」と教わっていたので、Mさんの反応はありませんでしたが、今までのように普段通り話し掛けることを続けてきました。
そして今回の訪問、いつものように接しながら右腕の施術を始めた時です。サポートで入ってくれている達ちゃんに向かって、突然Mさんがモゴモゴと何か話し出したのです。「分かんね…。誰だか分かんねぇ。」と、大きな声ではっきりしゃべったのです。達ちゃんはMさんの声を聞いたのが初めてだったので、驚きながらも自己紹介をすると、Mさんは納得した様子でした。
約一年振りにはっきりとしゃべったので、私は驚いて「Mさん!声出たね!」と言うと、すぐ「はいっ」と応えてくれて、私はビックリと嬉しさで、「Mさん!久し振りに声が聞けて嬉しい!!」と思わず言ったら、Mさんは「嬉しい♪、嬉しい♪、嬉しいよ♪」と、節を付けたように応えてくれたのです。嬉しくて、その後も「Mさん、嬉しい!ありがとう!」と言うと、「はいよ」と答えてくださり、そんなやり取りが数回続きました。それだけではなく、右肩の関節可動域訓練の際、「Mさん、肩痛くないですか?」と確認すると、「肩、堅い。」と応えてくれました。
施術が終わり「次は明日来ます。」と伝えると、「明日ない(明日ね)。」と返事をしてくれました。この日は顔色も良かったようで、退室してから施設のスタッフさんに状況を報告すると、「そうなんです、マッサージのお陰か最近話しをしたり歌を歌ったりしているようです。」とお話がありました。入社当初、毎回院長と一緒に入らせてもらい、院長との会話のやり取りを見学させてもらっていた時に、私もMさんの歌を聴いていたので、「また歌えるようになったのかぁ…」と、スタッフさんの話がすごく嬉しかったです。
院長から引き継ぎ、私がMさんを担当させてもらうようになってから、ちゃんと会話が出来たのは今回が初めてだったので、約1年振りにMさんの声が聞けて、しかもちゃんと会話が成り立つコミュニケーションが出来たことが最高に嬉しかったです。本当に感動でした。
翌日の訪問、患者さんの心身の状態は日々変わるので、Mさんがまたしゃべってくれるかどうか分からなかったのですが、一縷の望みを持って居室に伺うと、案の定いつも通りのMさんに戻っていました。しかし、達ちゃんの話では、私が「またMさんの歌を聴けるのを楽しみにしています。」と声掛けした時だけ顔を少し動かしてくれたそうです。やっぱりちゃんと分かっているんだなと思いました。
Mさんは現在98歳。長生きしてくれて本当に感謝です。そして、人としての尊厳を守る大切なことを教えていただきありがとうございます。これからも慈愛を持って、誠実・真心を尽くす支援をさせていただきます。
大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。
皆さんこんにちは。鴫原です。
いつもご覧くださり、ありがとうございます。
ドライビングの目標で「その日1日強いブレーキを0で安全に終える」というものを立てていました。
しかし慎重に運転をしていても、急ぐ事があったり、路地から突然出てくる車や歩行者など強いブレーキをかけてしまう原因や状況が様々です。
目標達成できる日もありましたが、目標未達になる事も多々ありました。
そうなると、自己概念を下げる気はないのに、「昨日も未達だった、今日もまた未達だった」などとなりました。運転もぎこちなくなっていたかもしれません。
どうしても、咄嗟の時は強いブレーキは出てしまうものです。
そこをどうにかできないかと思い、最近は目標を立て直しました。
それは、
「柔らかいブレーキをその日15個以上」
というものです。
簡単に言えば、減点方式の目標から加点方式の目標に直したという事です。
強いブレーキ0だと強いブレーキに意識が行くことになり、その結果強いブレーキが出てしまいます。
ですが、柔らかいブレーキの回数だと、「それだけ自分は優しい柔らかいブレーキができている」と思えます。
目標を発想の転換で少し変えただけで、目標に対するモチベーションも変わりました。楽しくなってます。
「何かをやめる目標」から「何かをする目標」へ。
皆さんもぜひ試してみていただければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
院長の鈴木です。いつもホームページ、ブログ記事をお読みいただき、本当にありがとうございます。
今日、とある患者さんのお宅にお伺いした時の出来事です。何気なく鴨居を見上げると、立派な書が額縁に入れられてありましたので、「あの書は何て書いてあるのですか?」と尋ねると、「如心(にょしん)って書いてあるんだよ。」と言う。意味を聞いてみると、「心の如くという意味で、つまり、今起きていることは自分の心の如く現れているって意味なんだよ。善い心でいれば良い現象が起きるし、悪い心でいれば、その如くの現象が起きる訳ね。だから、常に善い心づくりが大切だってことなんだよね。」と語り掛けるように教えてくださいました。
心の奥底がじんわりと温かくなるのを感じ、僕の心は大きな感動に包まれました。
・考え方
・思い(想い)
・思考
すべては自分が源なのだな、自分の心が今という現実をつくり出しているのだとしたら、もっともっと豊かで素直な心(思考)を育ていかなければならない、いや、育てていかずにはいられないという感情に包まれていくのを感じました。こうして人生を長く生きてこられたからこその言葉だなと、しみじみ考えさせられる思いでした。
「いやぁ、本当に感動しました。もっと自分の心を磨いていきます。」とお伝えすると、「そうやってしっかりと受け止めて、先生は本当に素直な方ですね。また来てくださいね、待ってますから。」と、優しい微笑みを浮かべながら、患者さんは玄関先まで見送ってくださいました。
訪問マッサージの仕事は、毎日が学びの連続です。患者さん一人ひとりが師となって、人生を豊かに生きる道を教えてくださいます。一つ一つのご縁を大切にしながら豊かな心を育み、社会に恩返ししていこうと思います。本当にありがとうございました。